Hさまより土屋薬局での突発性難聴の漢方体験談の掲載許可を頂きましたのでコラムを作成させて頂きます。
掲載許可ありがとうございます。
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○平成25年4月9日 初めての「突発性難聴」の漢方相談日
3月10日に「突発性難聴」になりました。
左耳でした。
耳鼻科でプレドニンなどのホルモン剤を使いきちんと治療しました。
聴力はある程度戻って高音域が響きます。
耳の詰まりはありません、耳鳴りもありません。
聴力が落ちたこととと目の疲れ、睡眠なども気になります。
当店からは3種類の漢方薬をお勧めしました。
補腎作用がある耳に良い漢方と丹参製剤、杞菊顆粒の3つでした。
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○平成25年4月17日 「突発性難聴」の漢方でだいぶ良くなりました!
「ありがとうございました。
「突発性難聴」からの高音への敏感な感覚も補腎作用がある耳に良い漢方と丹参製剤を服用始めてだいぶ緩和され、大変感謝しております。
本当にありがとうございました。
しばらく続けてみようと思っております。」
とても経過がよいようで私も感激しました。
今後とも体調よくお過ごしになって頂きたいです。
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○平成25年5月28日 「突発性難聴」の漢方相談日
耳の調子はだいぶ順調だそうです。
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<突発性難聴について>
突発性難聴とは、ある日突然に何の前触れもなく、耳が聴こえなくなる病気です。
原因や病態は未だに不明です。
感音難聴ともいいます。
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※突発性難聴の診断基準厚 (厚生労働省・急性高度難聴に関する調査研究班、1975)による
厚生労働省では突発性難聴の診断基準を以下のように定めています
【主症状】
1.突然の難聴。文字通り即時的な難聴、または朝、眼が覚めて気付くような難聴。ただし、難聴が発生した時「就寝中」や「作業中」など、自分がその時何をしていたかを明言できるもの。
2.高度な感音難聴
3.原因が不明、または不確実
【副症状】
1.耳鳴り
2.めまい、および吐き気、嘔吐
【診断の基準】
確実例 : 主症状、副症状の全事項をみたすもの
疑い例 : 主症状の1.および2.の事項をみたすもの
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<中医学、中国漢方では突発性難聴をこう考える>
突発性難聴の耳鳴や聞こえにくくなった原因を探り、漢方で対処していきます。
「腎は耳に穴をあける」ことから補腎(ほじん)をしたり、耳は肝臓の経絡、つまりストレスに関係することもありますので「肝」の調整をしたり。
「肝」の調整は疏肝理気(そかんりき)ともいってストレスを緩和して気血の巡りをスムーズにすることです。
淤血(おけつ)や痰湿(たんしつ)などの不内外因も関与するケースもありますから、活血化淤(かっけつかお)、化痰(かたん)などの方法も大事になります。
従来から当店の漢方をご愛用して頂いていたHさまには突発性難聴の経過が良いことで、とても嬉しいです。
今後とも経過良く過ごして頂きたいです。
<2013年7月2日 我が家では紫陽花が綺麗に咲いています>