こんにちは。
薬剤師、不妊カウンセラーの土屋幸太郎です。
膀胱子宮内膜症という難しい漢方相談を受けて周先生に助け舟を求めました。
○生理のときに膀胱炎のような症状になる
膀胱と尿道の痛み、生理2日目から生理後1週間まで続く
○生理のときにお腹に張りを感じる
○生理のときに頭痛もある
○内科で膀胱炎と診断されて抗生剤を半年間服用したがまったく緩和しなかったので、婦人科を受診したら膀胱子宮内膜症と診断されました。
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<周先生のアドバイス>
少しずつ改善していきます。
生理の時の痛み→子宮膀胱内膜症
出血ぽい感じ、炎症
尿が集まっているから刺激になる
違和感、痛み
子宮内膜症は淤血だから掃除しても溜ってしまう。
活血と止血に便利なものに「門外不出」で別名「金不換」があります。
ふだんは1包×2回で服用していて、生理中は多めに服用したほうがいい。
たとえば2包×3回
痛みを止めて出血の対策に
「金不換」は炎症の予防ができます
消炎作用、止血、鎮痛が期待できます
生理のストレスには理気作用で
気持ちを安定させる→+気持ちが和らぐ漢方薬
ふだんは半分ぐらい、たとえば6丸×3回または8丸×2回
慢性的な症状は誰にも言えないからストレスになる。
ストレスを緩和すると痛みが落ち着きやすいです。
お腹の張りも楽になる。
(ふだん、養血調経+気持ちが和らぐ漢方薬と服用していてもいい)
もし子宮内膜症の対策をよりしっかりとする場合には、破血化淤の漢方薬(とくに水蛭など)を服用していきます。
妊娠の可能性があるときには使いづらい。
高温期は慎重に服用する
○妊娠を希望する場合には補腎(ほじん)を使います。
低温期には半分の杞菊と半分のオリヂンP顆粒
腎陰、腎精を補う
高温期は参茸補血丸など→更年期も安定、体力も楽になる
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とのことでした。
ここで久しぶりに師匠格の周先生に聞いていますのでなお質問させて頂きました。
土屋 「以前に仙台で教わった琥珀製剤の使い方ですが、店頭でもよく効き目があります。加味逍遥散と一緒に使ったら基礎体温がすごく綺麗になったお客様がいらっしゃいました」
周先生 「あちこちまわってみんな最後に薬局に来る。ストレスでいっぱい。琥珀製剤は頭を静かにします。ホルモンバランスが改善されてきます」
土屋 「子宮内膜症にはどのような漢方の方法をとられていらっしゃいますか?」
周先生 「必ず破血化淤の漢方を使います。(水蛭など)
ほかにシベリアで1000本に1本でみつかる貴重な漢方や湿をとるために健脾散など。
淤血と痰湿をとります。
5つの花の生薬も湿がとれる働きがあります。
掃除をしていくことが大切です」
<2013年9月6日>
久しぶりに若木山に登って月山、葉山方面を眺めました。
気持ちのいい眺めです。
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<2013年12月9日追記>
その後、3回の生理があり1回目は症状が変化がなかったのですが、2回目、3回目と驚くほど改善されたそうです。
生理後に10日近く続いていた痛みもスッキリ生理とともに終わるようになり、排尿後15~20分続いていた痛みも数分で治まるようになったそうです。
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<2014年1月14日追記>
「膀胱や尿道の内膜症の痛みや不快感が、ほぼ消失し本当に助かっております。」とのことでした。
中医学、中国漢方最高だと思います。