こんにちは。
薬剤師、不妊カウンセラーの土屋幸太郎です。
山形は穏やかな天候が続いています。
先週は1名のお客様の妊娠と今日の午前中に1名のお客様の妊娠のご報告がございました。
さて最近、20代のお客様が新庄市や米沢市など比較的、山形県内でも東根市から遠方からの漢方相談で多いのが無排卵、排卵障害。つまり多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の方たちです。
10年間、中医師、中国人の漢方医の先生方からその時折にPCOSのことを勉強してきました。
中医不妊症お茶の間講座の上級クラスでは1年間、多嚢胞のことをひたすら勉強していた先生方もあるくらいですから、かなり奥の深い世界と言えます。
私自身も、お客様の貴重なお時間、お手数などを考えますと、なるべく最短でうまく妊娠して頂きたいですので、むさぼるように何少山先生の本や沈先生の本を読んで特訓しています。
とくに何少山先生の本がすごく充実しています。
PCOS 多嚢胞性卵巣症候群を
1)陰陽に分ける→陽虚痰阻型(ようきょたんそがた)、陰虚痰阻型(いんきょたんそがた)
に分けて弁証する
2)臓腑で弁証論治する→痰湿内阻、また多くは腎の開合不利、脾の運化機能失調、情緒内傷による肝気の疏泄不利、気機の昇降失調、気鬱血滞、欝は化火となり心の陰を消耗する…
3)気血で弁証論治する→多嚢胞性卵巣症候群の患者は、肥満が多く、多毛で、月経希発であり、胸は詰まりやすく痰がでる。腰膝はだるく、便秘気味で脈は沈細滑、舌ベロはやや暗い感じだったり。
卵巣は多嚢胞だから、卵巣は増大し、包膜は厚くなり、その下に小さい卵胞が充満し…
と中国語原文で多嚢胞性卵巣症候群の中医学、中国漢方における認識を勉強し、典型的な症例8つを読みまして、私の中医学理論を一から積み上げなおしています。
この間は、上海出身の師匠、恩師の何先生にもいろいろお聞きしましたし、今後ともPCOS、多嚢胞性卵巣で困っている方が大勢いらっしゃいますので抜かりなく勉強していきたいです。
だいぶスッキリ理解してきました。
あとは、ニキビ。ニキビの漢方相談も当店の漢方のお客様の主力が20~50代ですので、(わたしも40代になったので20~30代の気持ちが分かるようになったことと、50代の方の気持ちも分かるようになったので50代も漢方相談できるようになりました)、必死に勉強しています。
何少山先生の生理前のニキビ、黄褐斑の症例や沈先生のニキビの中医弁証も読んで、頭の中で弁証論治トレーニングをしています。
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<2013年12月1日 山形市>
通っている喫茶店がクリスマスムードになっていました。
ほんのり気持ちが明るくなります。
毎年、この季節は東京にいれば銀座や丸の内、日本橋などクリスマスムード一色だと思いますが、私は普段は自分の薬局で働いていますので、クリスマスツリーがなかなか新鮮に見えます。
フレンチトーストやコーヒーが相変わらず美味しかったです。
チョコパフェも最高!
お店を出れば、蔵王はすっかり雪化粧、冬の景色になってきました。
神社では、秋の贈り物、どんぐりがコロコロと転がっていました。
<2013年7月15日 群馬県法師温泉 妻と一緒にパチリ>