こんにちは。
薬剤師、不妊カウンセラーの土屋幸太郎です。
三寒四温の言葉がありますが、春を通り越して冬将軍がアイシャルリターンばりに帰ってきました。
二日間続けての降雪となった山形です。
若木山も白く染まり、冬景色に戻っています。
さて、お客様から「夜に目が覚めること」の漢方相談を受けていまして、師匠の何先生にお聞きしました。
師匠、世界睡眠学会にも参加するぐらい「睡眠の中医学」のプロでございます。
睡眠がよければ、すべていい方向に行きますので、睡眠の質を上げる漢方相談は侮れません。
<何先生のアドバイス>
22時半に寝て2時とか3時に目が覚めることは、まったく問題ないです。
ちょうどその時間帯までが深い睡眠
それからは人間は浅い睡眠になるから大丈夫
中医学的に夜に目が覚めることを検討すると
1)心脾両虚(しんぴりょうきょ)→帰脾湯がきく
2)肝血虚(かんけっきょ)→生理の周期の変化や、経血量が減ったりする
◎婦宝当帰膠に枸杞の美と菊の花が入った補腎薬がいいです。
枸杞の美と菊の花が入った補腎薬は肝血を増やして、月経周期を整える働きがあります。
2~3時など夜中にもし目が覚めたら、その時に帰脾湯1包を再度服用します。
100mlの白湯(ぬるま湯)に溶かしてもう一度寝ます。
胃腸に帰る漢方薬はストレスの緩和や睡眠の質を高めます。
ほかの方法には星火霊芝宝を寝る前に、または目が覚めたときに1包を飲む方法もあります。
(睡眠薬は肌に悪かったりする。
睡眠薬、入眠剤は効かない場合には量が増えたり、強い睡眠薬に切り替わったりします。
強い幻覚、幻聴など→鬱と診断される→安定剤と悪い循環になることも)
<2014年3月3日 我が家の庭 楓の芽>