こんにちは。
薬剤師、不妊カウンセラーの土屋幸太郎です。
前回の更新から時間が経ったのですが、「頸椎症の漢方相談について 中医学的な認識」の続きをアップしていきたいです。
最近、ここのスレッドのところを読んで頂いたお客様から「頸椎症と医者に言われて約5年。いま整体に通ってます。肩凝り、頭痛、手のしびれ、とにもかくにも、首の下の骨の圧迫感がひどいです。良い漢方薬ってありますか? 」
というメールを頂きましたので、頸椎症の漢方的な考察を進めていきたいです。
悩んでいる方が世の中に多いことを知りました。
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<頸椎症>
基本的には、去風散寒除湿、益気養血、補益肝腎の漢方を使う
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神経根症(風寒湿邪→痺れ)+5つの生薬
+椎骨動脈(気血不足→めまい)+婦宝当帰膠、温胆湯
一部は痰と関係ある
+脊髄症(精血虧虚→排便排尿障害)+参茸補血丸、水蛭製剤
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頸椎症の三点セット漢方治療
通絡 ☆☆☆
補腎 ☆☆ (30~40歳を超えたら腎の力は下がる)
養血活血 ☆☆
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中国の有名な施 杞先生の貴重な体験談
「痺」の三期治療
<急性期> 去淤+益気活血、通絡→水蛭製剤、去風散寒除湿、益気養血、補益肝腎の漢方
通絡+活血が望ましい、冠元顆粒や爽やかなお月様の漢方もOK、食用アリ製品、5つの生薬も
急性期は痛みが強い、活血を多めに使う
<緩和期> 和血+益気活血、通絡→鶏血藤、去風散寒除湿、益気養血、補益肝腎の漢方
病気が進んだとき、当帰を主成分とした婦人の聖薬、婦宝当帰膠も良い
<慢性期> 補益肝腎+益気活血、通絡(これ自体が去風散寒除湿、益気養血、補益肝腎の漢方のようなもの)
→鹿茸と人参を主成分とした漢方薬 参茸補血丸、去風散寒除湿、益気養血、補益肝腎の漢方、/独歩顆粒
慢性期は激しくはないが症状が残っている。たとえば肝陰虚には枸杞の実と菊の花が配合された漢方薬、杞菊顆粒
また次回に機会があるときに掲載していきたいです。
<2014年7月10日>
若木山から眺めた月山の夕焼けです。
実に美しいです。
東根市民プール、小プール
別名 がまプールの夕焼けです。
美しいです。