おはようございます。
薬剤師、不妊カウンセラーの土屋幸太郎です。
昨日の10月26日に南東北中医薬研究会の移動定例会がありました。
会場は、さくらんぼ東根温泉ののか本郷館です。
ちょうど東京の中医薬研究会の今年1年間のテーマである、冠元顆粒(かんげんかりゅう)キャラバン隊をお迎えしてジョイントでの開催でした。
東京戸越銀座の星薬科大学を卒業してから1年間は文京区本郷の東大病院薬剤部で研修。
西洋医学、薬剤師の仕事をみっちり教わってから高円寺のイスクラ中医学研修塾に入塾しました。
ちょうど冠元顆粒が発売された翌年、1992年のことです。
猪越恭也先生からは、中医学の基礎、弁証論治などさまざま学びました。
一番大きかったことは「中医学への熱意」を感じたことです。
昨日も冠元顆粒が発売されるようになった秘話。
二次会では今まで聞いたことがなかったような裏話もして頂けました。
久し振りにお会いできて良かったなあと思った次第です。
黄帝内経素問にあるように先生には100歳を超えてお元気でいて頂きたいです。
私は「半百(50歳)」を若々しく迎えるためにも残りの40代を大切に過ごしていきたいです。
冠元顆粒とは血行を改善する活血化淤の漢方薬で非常に中医学界では有名です。
淤血(おけつ)とは「痛み、しこり、黒ずみ」などを特徴とした疾患の総称です。
頭痛や肩こり、生理痛、神経痛などの痛み
子宮筋腫や卵巣嚢腫などのしこり
肌や顔が黒っぽい、月経血が黒っぽいなどもすべて淤血(おけつ)の仕業(しわざ)、原因なのです。
これらの淤血からくる疾患を改善していく方法が活血化淤(かっけつかお)法になるわけです。
「みんなの願い 血液サラサラ健康法」
「あなたの血液は、サラサラ流れていますか?」 「淤血度チェック」
こちらのコラムなども参考になりましたら、幸いです。
<2014年10月26日>
会場となった山形県東根市のさくらんぼ東根温泉です。
猪越恭也先生から冠元顆粒の開発から発展までの経緯を詳しく教えて頂きました。
とても興味深いものでした。
冠元顆粒は名方 冠心Ⅱ号方の変法、日本人の体質を考慮した冠心3号方ともいえる存在です。
スライドは日本で初めて出版された中医学の本、「実用中医学」です。
猪越先生は日本の老中医 レジェンドです。
こちらも伝説となった中医臨床創刊号です。
冠心Ⅱ号方が紹介されています。
初期の中医臨床には、中医学に対する熱気にあふれていて行間からも伝わってきます。
<2014年10月27日>
そして今日の月曜日、冠元顆粒キャラバン隊の講師の先生方が土屋薬局を訪店されました。
私の父 土屋信一と猪越恭也先生です。
最後は、私 土屋幸太郎と猪越先生のツーショットの写真を撮影して頂いてお別れです。
また来月の11月には東京で高円寺研修塾20周年記念同窓会がありますので、猪越先生たちにお会いできることが楽しみです。
ここ、山形の地でも吉祥寺や八王子、調布の東西薬局グループのような本格的な中医学による漢方相談を根付かせたいです。
今週も頑張ります!
「腰椎椎間板ヘルニア、変形性膝関節症、脊柱管狭窄症の漢方相談。猪越恭也先生の訪店」にも話は続いていきます。