こんにちは。
薬剤師、不妊カウンセラーの土屋幸太郎です。
山形はうららかな秋の陽射しで日中はとても暖かい感じです。
さて、今日は東京から何先生に来て頂いて中医学のご指導を受けていました。
最初は私が何先生といろいろと雑談して、先月の南通の朱良春先生のことや、頂戴した中国語で書かれた書の意味などを教えて頂きました。
そのほか、最近私が興味があること。
早発閉経など卵巣の機能が落ちている方への漢方対策や多嚢胞性卵巣症候群の方への対策などもテーマでした。
次に、妻が何先生から黄帝内経素問を通じて中医学を教わりました。
<2014年10月30日 土屋薬局店内>
私が一緒にお話を聞いた内容
<陰陽別論>
通便薬→だんだん効かなくなる
(通便とは下剤、便秘薬のこと)
陽明系→胃と大腸
胃と大腸は同じ経絡
大黄製剤が効き目がなくなってきたら
健胃顆粒+大黄製剤 または 帰脾湯+大黄製剤
大黄製剤に一緒に健脾のものを使うとよい
胃にいいものは大腸にもいい
たとえば、大黄製剤で下痢。
大黄の量を少し減らして+健胃顆粒など
寝る前に服用してみる。
…
太陽系→膀胱系+小腸系
歳をとるとトイレが近くなる、小腸などは冷えてはいけない
背中のコリ、太陽系が冷える。
カナダのビーチ、白人が背中を焼いているのはいいこと
岩盤浴→背中を温めるとよい、お腹だけを温めるのはもったいない
扇風機は背中を冷やさない、体の前を冷やすこと
…
小腸経→胆と三しょう
水の巡り、リンパの巡りが関係する
暖め過ぎても冷やし過ぎてもいけない
温胆湯は冷やさず、熱すぎず、ぬるま湯で服用するのが良い
…
そしてわいわいしているところに、今年の6月から漢方相談をしているお客様が来店されました。
チョコレート嚢腫が8センチというご相談でした。
こちらのほうは、私 土屋幸太郎が漢方相談を担当させて頂いていました。
3ヶ月に1回の経過観察
いまも、過去にもチョコレート嚢腫の手術後にFSHが高くなり、AMHが低く、卵巣年齢が悪くなって排卵がなかなかしづらいことや、体外受精でも妊娠しにくい方がたくさんいらっしゃいますので、手術をしなくてもすむように漢方の処方を一緒に検討しました。
その後、6月→7月 トイレの回数が減りました。
8月に検査
8センチが6・5センチになりました!
そして今日の10月の検査では、5・5センチにさらにまたチョコレート嚢腫が小さくなっているとのことで嬉しい限りでした。
何先生にも昔からご指導頂いているおかげで子宮内膜症やチョコレート嚢腫の漢方相談が上手になってきたのだと思います。
と嬉しい感じの中医学、漢方勉強会でした。
帰りは妻が何先生をさくらんぼ東根駅までお送りしました。
どうもありがとうございました。