夏桂成先生の婦科方薬臨床心得15講の第2講座、子午流注学説指導服用薬的時間をとうとう読んでしまいました。
前回は先生の本、「婦科 理論と実践」で八卦理論と月経周期療法の関係について読んで深くため息ついたので、今回の子午流注と月経周期の関係や周期ごとの服薬時間の関連など、眼からウロコが一万枚落ちた感じです。
生理の起こる時間帯や排卵の起こる時間帯の説明。
子午流注と月経周期、月経期、卵胞期、排卵期、黄体期の関係。
不正出血の起こる時間帯と子午流注による弁証論治。
卵胞期に服用する漢方薬の服用の時間帯根拠。
黄体期の漢方薬の服用推奨時間。
月経期と排卵期は、明らかに転換の時期なので月経期は「午」、これは重陽転陰だから、そして排卵期は「子」でこれは重陰転陽だから。
などと説明されています。
ちなみに卵胞期は「酉」、黄体期は「卯」に相当します。
月経期と排卵期の「転換」の時期は「子午」。
卵胞期と黄体期の「長消期」は「酉卯」。
前人は「子午は経であり、酉卯は緯である」という説もあります。
などなど深淵なる東洋の世界が広がっています。
八卦と子午を学んでいくと、うーん、わたしも易経の世界もやれるかも。
と違う世界のドアを開いたかのような段落でした。