ブログ版土屋薬局 中国漢方通信

土屋薬局ブログ。薬剤師・不妊カウンセラーの土屋幸太郎がお届けします。私自身、不妊体験を経て、漢方療法の力で子供に恵まれました。その経験を活かし、皆さんに健康で幸せな家庭を築くお手伝いをしたいと思っています。薬局には女性薬剤師も在籍し、気軽にご相談いただけます。健康に関するお悩み、不妊治療、妊活相談、痛みやしびれに関する漢方相談など、お気軽にご連絡ください。お問い合わせやご予約は☎️ 0237470033までお願いします。一緒に幸せな未来を築きましょう。

夏至に二至丹のコラム

夏至の日と聞いて、易経を読んでいるものですからいろいろと考えたりしました。 

夏至と冬至で「二至(にし)」 

二至丹(にしたん)という漢方薬は夏至の日に採取される旱蓮草(かんれんそう)と女貞子(じょていし)の二味からなります。 

漢方薬はシンブルな処方に名方が多く、二至丹も古来から有名です。 

 

旱蓮草は別名、タカサブロウ。

徳川三代将軍家光がお浸しとして好んだという言われがあります。 

戦前などは止血剤としてもよく使われていました。 

旱蓮草は常用していると頭の白髪が墨のように黒くなってくることから、墨旱蓮とも言われます。 

よく向こうの中医の本ではこちらの表現をとることも多いです。 

女貞子も旱蓮草と同じく肝腎(かんじん)といって文字通り「肝腎要」を補う補腎陰(ほじんいん)の漢方生薬です。 

ネズミモチの実です。 

冬のくすんだ大地でも青くイキイキしていることから、別名は冬青子(とうせいし)と言われます。 

 

夏桂成先生の著作を、もちろん和訳の本は出版されていませんので中国語の原文で読んでいたときに、女貞子または冬青子と書かれていまして、突然に脳裏に冬の中国の大地からの底冷えする寒さ、そして街路樹の青い実のイメージが浮かんできました。 

ここが漢字の持つ素晴らしさ、日中の文化の共通性ですね。 

神町の土屋薬局のお店の前にあるのはモチノキです。 

ネズミモチは、葉っぱはモチノキに、実はネズミの糞に似ているからネズミモチとの言われです。 

 

女貞子(じょしていし)は北京の柴松岩先生が早発閉経など、体や卵巣を滋養するための常用生薬です。 

常に漢方処方にはかなりの頻度で登場してきます。 

山東省の中医医院では漢方プラス体外受精を婦人科で実践して好成績を上げています。 

高度生殖医療の前に漢方だけの段階でもかなりの患者さんが妊娠しているそうです。 

その中の一つの方剤には二至天癸方(にしてんきほう)があります。 

四物湯プラス杞菊地黄丸プラス二至丹プラス冠元顆粒のような処方構成だったと記憶しています。 

(婦宝当帰膠をベースにしたら血肉友情の阿膠も入っているし、オリジンPの紫河車製剤も併用したらもっと良いはずと個人的に考えています。そこはストロングな漢方の何少山先生の著作の影響があります)

  

不妊治療では誘発剤やホルモン剤などて、飲み薬やお注射などで基礎体温が高くなってきますし、齢が30を過ぎてきましたら体が乾燥してきます。 

卵子もピチピチでなくなってきます。 

つまり卵子が硬くて精子が入りにくいことにつながり、それは中医学では「陰虚(いんきょ)」と認識しています。 

まずは補腎、とくに補腎陰、補陰を大事に。 

補腎陰(ほじんいん)と補陰(ほいん)は同じ意味です。

 

「女性は血(けつ)をもって本となす」 

の理論にプラス補陰でピチピチに、お肌もしっとり、髪の毛もツヤツヤになれば、女性らしい美しさと生理の状態も改善してきやすくなります。 

30代前半はだから効き目が早いです。 

40代前後は、その方がもっている親から受け継いだ腎精(じんせい)のもともとの素因、いわゆる若さの体質に今までの養生法。 

それを考慮して漢方を考えていきます。 

ホルモン値や基礎体温も大切ですが、洋服やお化粧などの女性らしさも、可愛らしい感じもキーポイントになってきて、顔色も大事な条件です。

 ということで、夏至の日に、、、と筆を進めたら二至丹の話になりました。 

これからは夏至を過ぎますと陰が進んで陽が退いていきます。 

夏至に二陰が生じる。 

夏至から秋分までは少陰の季節になります。

 

二至丹の成分 女貞子(冬青子)

女貞子(冬青子)を描きました。 

タッチペンが調子が悪いので、iPadで人差し指で「手書き」しました。 

冬の凜とした中国の雰囲気がでているでしょうか? 

 

2017年1月23日追記です。  

冬至に二至丹のコラム 」 作成しました!興味がある方はぜひご覧くださいね。

www.tutiya-kanpo.co.jp

「こころ」の健康アドバイザー 土屋薬局! 

土屋薬局と薬剤師 土屋幸太郎

2019年11月22日 土屋薬局と薬剤師 土屋幸太郎

「山形県は、東北地方に存在し、冬は雪が降り寒く、夏は蒸し暑いという厳しい自然風土があります。農作業に従事している人が多いので、「痛み、しびれ」を訴える人が多いのが実情です。そのような地域のニーズに応じて、土屋薬局では「痛み、しびれ」の漢方相談を得意としています。


頭痛、肩こり、背中の痛み、肩甲骨の痛み、腕のしびれ、肘の痛み、膝痛、腰痛、坐骨神経痛、リウマチ、五十肩(肩関節周囲炎)などのつらい症状を緩和できるよう、皆様のお役にたてますよう、努力しています。また最近では、不妊症を中心とした婦人科系の子宝のご相談も日増しに多くなっております。


2人目のお子様が授からない、流産を繰り返すなどの不妊の悩み、不育症、体外受精でなかなか授からない、多嚢胞性卵巣、排卵障害、子宮筋腫、子宮内膜症、子宮腺筋症、卵巣嚢腫(チョコレートのう胞)などの器質的疾患や高プロラクチン血症によるホルモンバランスの乱れなどのご相談で実績を上げています。


そのほか、にきび、アトピー、湿疹、肌荒れ、掌蹠膿疱症、乾燥肌、喘息、精神疲労、抑うつ感、漢方ダイエット、耳鳴り、耳のつまり、聴力低下、メニエル、めまい、ストレス、不眠、高血圧、高血糖、糖尿病、痛風、高脂血症、腎臓病、肝臓病、がん、冷え、生理痛、男女更年期障害、免疫力の低下、起立性調節障害、発達障害などのご相談もお気軽にどうぞ。 

 

お客様の立場にたちました、親切丁寧な漢方相談を心がけ、東北にかまえる薬局らしく、土屋薬局は従業員一同、もちの木のように 粘り強く努力してまいります。
当店は、さくらんぼ”佐藤錦”で有名な東根市(ひがしねし)に在ります。
親切第一をモットーとして、親身になって健康について考えます。しっかりした相談で、あなたの悩みも解決します。
健康についてのご相談、商品についてのお間い合わせを承っておりますので、お気軽にお電話下さい。」 

 日本中医薬研究会 会員店紹介より  土屋薬局

  

土曜日の漢方相談会が終わって

2018年11月17日 土曜日の漢方相談会が終わって

旧国道13号線沿いに当店がございます。

地理的には東根市、村山市、河北町、天童市、寒河江市、山形市、仙台市から来店しやすいです。

 

土屋薬局 中国漢方通信/漢方専門の薬剤師、不妊カウンセラーが相談します。

漢方体験ドットコム…土屋薬局のお客様体験談です。ぜひご覧になってください。

 
漢方のご相談方法は、漢方相談表、またはファックス電話で受け付けています。
お問い合わせは、送信フォームもございます。
詳しい漢方相談の方法はこちらからで説明しています。


所在地 山形県東根市神町中央1-10-7

営業時間 日曜日、祝日お休みです。

平日 午前9時~午後7時  土 午前9時~午後6時

メールアドレス JDY00247@nifty.com

電話 0237-47-0033 漢方電話相談室 0237-48-2550 Fax 0237-49-1651


仙台方面からのご来店の場合には、お車でのご来店、または仙台駅前の旧仙台ホテル跡の複合商業施設のEDEN前のバス停から「山形新庄行き」48ライナーの山形交通のバスをお勧めしています。さくらんぼ東根駅下車です。1時間に1本あります。約1時間15分です。

さくらんぼ東根駅に到着されましたら、当店のスタッフがお迎えにまいりますので、お気軽に前もってご予約のうえご来店頂けたらと思います。

  

ホームページは 土屋薬局 中国漢方通信

土屋幸太郎のツイッターはこちらです。

twitter.com

土屋薬局の公式LINEも誕生しました。

土屋幸太郎&幸の幸せ食養生

 

友だち追加

または

 

こちらなどからお友達になってみてくださいね。

今後とも土屋薬局をよろしくお願い致します。