こんにちは。
薬剤師、不妊カウンセラーの土屋幸太郎です。
昨日は東京から暑い中、何先生に訪店いただきまして、中医学のことを教えて頂いていました。
途中から薬剤師の妻が参加するまでは、私は易経のことを聞いていました。
黄帝内経にも書かれている天門と地戸のこと、洛書の関係についてお聞きしました。
「天は辰に至って中五に臨む(天門を開く)」
「地は戌(じゅつ)に転じて中宮に転ず(地戸を閉ず)」
→辰を天門、戌を地戸とする黄帝内経と一致する。
土屋 「天門とは実際にあるものでしょうか?」
何先生 「はい、天国の扉のようなもので空にあるとされています。普段は固く閉まっています。以前に中国のえらい人が亡くなって空にクリスマスの馬車のような感じで上がっていったとき、昇っていったときに天門は開きました」
土屋 「昔、ハードロックで『天国への階段』という曲がありましたが、まるで目に見えるようですね」
土屋 「何先生、ちなみに地戸とはどのようなものでしょうか?」
何先生 「地獄への扉のようなものです」
その他、「須眉山」というものが宇宙にはあってこれは観測できない深い深淵な世界だそうです。
易経につきましては毛沢東についてのエピソードを聞きました。
毛沢東は人民には占いなど禁止していましたが、実際には自分では自分自身のことや国のことなどを占いしてもらっていたそうです。
えらいお坊さんからは中国を統一したときにはこのようなアドバイスがありました。
「毛沢東さん、あなたは『土龍』ですから天安門に寝泊まりすると不吉なことが起こります。」
このアドバイス通りに毛沢東は一度も天安門には寝たり、暮らしをすることはありませんでした。
最後にその高僧は毛沢東に「7384」という数字を告げました。
意味は知ってはいけないとのことで、毛沢東は自分を守る部隊を「7384部隊」と名付けました。
(中国では有名な話らしいです)
最後に毛沢東が亡くなってからその数字の意味が分かりました。
「73」とは共産党が継続した年代、「84」とは毛沢東が亡くなった年齢だそうです。
背中がゾクゾクするような話でした。
と深い話をして東洋医学、中医学の古典について勉強しました。
妻が途中から参加してからは、黄帝内経素問の「風論」の勉強になりました。
<2015年7月30日 土屋薬局店内 漢方勉強会>
沖縄では夏は勝湿顆粒+麦味参顆粒など
「風は皮下にこもる」 皮下にこもっている汗を飛ばすのが勝湿顆粒
夏には沖縄では勝湿顆粒が一番人気がある。
扇風機の風、足の毛穴から入る。→秋になると病気になってします。
「風邪(ふうじゃ)が陽明系の胃系に侵入したとき、さらに経脈に沿って目頭にのぼる」(黄帝内経素問)
→瀉○補○丸は胃が冷える。更年期がひどくなる。
実際には10~20代のときに使うとよい。
相火(そうか)のための処方
<土屋薬局は白い壁が赤ちゃんの写真やお客様たちからのお手紙で明るく賑やかな風景となっております>
先週、中国人の若い妊婦さんが来ました。
高温期で体が熱いから、冷たいものをたくさん摂取して、頭痛が余計にひどくなりました。
中国人も中国の古来からの養生法をしていなかった。近代化してしまいました。
お腹が冷えたら頭に全部行く。
長くなってきましたのでまた来週に何先生から教わったことの続きを書いていきたいです。
明日の土曜日の漢方相談会に備えます。ではでは
昨日の土屋薬局です。
連日の暑さ、猛暑です。