こんばんは!
いまはちょうど17時を回ったところです。
今日は10代の娘様の漢方相談で前回から荊芥連翹湯、小太郎製薬さんからはケイガインとして販売されているものをお勧めしていました。
しっかりと飲めているようで体質改善にとても熱心な様子です。
荊芥連翹湯とは私の友人の沼津の小島晃先生がお詳しい日本の漢方、一貫堂の有名な処方です。
たしか腺病質という体質改善剤で小児の体質改善としては有名なものです。
お子さまのことでお困りの方、先日もご紹介でいらっしゃいましたがなかなか重宝です。
ケイガイン(荊芥連翹湯)は、アレルギー性鼻炎、頭痛(頭がもやもやする)、ストレスなどに良かったそうです。
平成25年のときに一度服用してその時に調子が良かったからと、再度、先月から再開されています。
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先月は娘様とお母様の来店時には、すっかり忘れていたのですが、
「初潮年齢は腎気と関係があり、将来の卵巣機能に関係すること(先天)」
「多嚢胞性卵巣の予防の場合には環境ホルモン、成長ホルモンなどが多く含まれることが危惧される海産物、とくにエビを避ける事(後天)」
「補腎薬を服用すれば、いまからの卵巣など生理周期にもよいし、虫歯対策、身長が伸びることにも有効(補腎)」
などお話させて頂いていたらしいです。
すっかりと忘れていました。
お母さま曰く、娘様は私の言葉が「腑に落ちた」らしく好きだったエビを多食することを止めたし、今度は補腎薬で体質改善して将来に備えてみたいそうです。
「お母さん、土屋薬局に行って補腎薬買ってきて」
の一言で、お母さまと娘様の体質改善を目的に漢方相談させて頂きました。
中医学を学んだ当初は、将来は張朧英先生の世界に突入するんだ!と憧れていたものでした。
その世界は、東西薬局の猪越恭也先生の世界にも関係しますが補腎薬で体質改善をしていく方法です。
たしか張朧英先生の中医学の本では六味地黄丸の素晴らしさを。
先生の経験上、虫歯予防や身長が伸びるなど体質改善にとても良かったことを。
猪越先生のほうは、八仙丸や杞菊地黄丸を中心としたこちらも熱い補腎薬の世界です。
20代の頃には補腎(ほじん)と言われてもピン!と来なかった私ですが、40歳を過ぎると目の調子など自分の体でも老化を実感できるもので、いまさらながらに補腎の世界の奥の深さを身を持って体験しています。
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そのほか、今日の漢方相談では「産後のだるさ」「LUF、つまり体外受精のときにおける遺残卵胞について」など、かなり専門的でした。
特に遺残卵胞の漢方相談が2件連続したことには、少々「びっくりぽん!」でした。
早い周期で異常な多さの卵胞を消すことが、次につながりますので、有効だと知られている漢方の方法をお客様に説明差し上げました。
みなさま、早めに良い結果につながっていって頂きたいです。
<2015年11月12日 我が家の駐車場>
ピラカンサ、ギリシャ語で「赤い棘」を意味します。
大日さまから眺めた月山、早くも白い帽子です。
紅葉も終わりすっかり落葉した晩秋の若木山公園です。
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