こんにちは。
土屋薬局は長年、「こころとからだに優しい不妊対応」、周期療法を中国の老中医・夏桂成教授と交流しながら多様な対処法を勉強している日本中医薬研究会の中の薬局・薬店の有志で勉強しているグループに属しています。
周期調節法とは、月経のリズムに応じて女性の体の状態が変化することに着目した体づくりの方法です。
月経不調をはじめ女性の疾患、特に、不妊でお悩みの方に対して大きな成果をあげています。梅の花の香りが漂ってきた山形です。
紅梅の香りはなんともいいもので、うっとりしています。
春の足音が一歩一歩聞こえてくるようです。
<2016年3月9日>
東根市神町官舎の梅の花
今年も花開きました。
うーん、いい香り
こちらは若木神社です。
だいぶ境内が立派になり、有名どころの神社と比較しましても貫録がでてきたようです。
先々週の漢方相談会でしたが、ちょうどご主人様が単身赴任されいるためにタイミングをみているお客様が妊娠されました。
昨年の8月からの漢方相談でした。
月経周期が遅め、基礎体温が低め
いわゆる腎陽虚のようなお鍋の火が少ないので、お月さまが満月になり排卵するスピードが遅くて、高温期も持続しにくようなタイプでした。
お鍋の火が小さめですから、沸点も低くなりがちで基礎体温は低温期が36・0~36・1℃くらい、高温期で36・6℃前後くらいでした。
生理痛も冷えるせいか酷くなりがちです。
肩こりや生理前後の頭痛、月経痛(生理痛)、月経血には塊も混じりやすいです。
ここ1年間は便秘、下痢を繰り返しています。
養血調経、補腎精、疏肝理気、補腎陰とベーシックな周期療法から始めました。
その後は9月に、参馬補腎丸と炒麦芽
10月にダブル補腎陽で参茸補血丸
などといろいろと創意工夫を基礎体温を参考にさせて頂きながら子宝漢方相談をお勧めしていきました。
11月では生理は35日周期で生理痛が辛かったこと、経血にはレバー状の血塊が混ざることなどから「生理痛を緩和する」ことも妊娠への第一歩になりやすいですから熟考のうえ、爽月宝とマカの2つをお勧めして、炒麦芽と参茸補血丸はお休みにしました。
爽月宝は私の師匠、康先生が愛用されているフェバリット処方です。
ピクノジェノールも配合されていますが、もっと違う視点でシナモン(肉桂)や我朮、三棱などの生薬がいい組み合せです。
冷え性気味で月経周期が遅れがちで生理痛がひどくなりやすいタイプに応用されます。
マカもインターネットの情報でも賛否両論があるようですが、合うタイプには合いますのでお勧めしました。
昔、婦人科の先生が「婦宝当帰膠とマカはいい組み合わせですよ」と言っていたことなども思い出します。
いわゆる健康食品のマカと爽月宝をご紹介した結果、排卵日がいままでは生理が始まってから22~23日だったのが17日目になりました。
マカや爽月宝は合っている感じだそうです。
生理中には弓帰調血飲第一加減も追加させて頂いて、生理をスッキリさせることを目標にします。
<2016年3月9日>
東根市と天童市の境を分けている乱川は春の雪解け水で勢いがよく
月山はうっすらと葉山は輝くような春の一日でした。
年は明けまして平成28年、2016年。
2月27日で妊娠5週目でした!
「マカか爽月宝のどちらかが合っていて排卵までの周期が短くなってそれで妊娠できました!」
とお客様が大喜びでした。
一見すると爽月宝もマカも素人が好きそうなものではありますが、なかなか適切な使い方をお客様にご紹介すると奥深いのだなあと私も勉強になりました。
体作りは一生懸命されましたので、今後とも順調にいって頂きたいです。
<2016年3月7日>
今年もまた土屋薬局では朱鷺草が見頃を迎えています。
雪が解けたばかりのまだモノトーンな世界ではお花の色の美しさは格別のものがあります。
こちらはアマリリスです。
赤い色が鮮やかです。
‥
2019年8月19日 なんと続編ができました!
funin-kanpo.hatenablog.comぜひ御覧くださいね!