こんにちは。
薬剤師の土屋です。
今日も穏やかな日和でした。
午後の3時過ぎに村山から知り合いからの漢方のご紹介とのことで「胃がんの術後」の漢方相談に初来店されたお客様がいらっしゃいました。
胃がんの術後の漢方相談、現役世代の50代の方は漢方薬2種類をずっと続けていて、すごく体調がよくお元気にされています。
今日の初来店のお客さま、知り合いからのご紹介だったせいか、私と目と目をみつめあってもお互いに信頼感が芽生える感じでこれは理想的な漢方相談でした。
「ご飯を食べられますけど、食欲がわかない」
この点から一つは六君子湯類の漢方薬をあくまで量を加減して少な目にして様子をみてもらうことと。
もう一つは補腎精(ほじんせい)のもので、スキル性胃癌で四分の三を切除されていて、退院後にすぐに仕事に復帰されていらっしゃいますのでの、たとえて言うならば「畑に大きな穴が開いて、その穴を埋めるのにはスプーンでは足りないのでシャベルカーみたいにガツッと補充する」ような漢方薬もお勧めさせて頂きました。
それが本当によく効き目があってお肌や髪の毛、目の輝き、精神力の気力、体力などいろいろに効き目があります。
じつは普段は子宝相談をしていて近年はとくに40代の方の妊娠、出産への漢方アプローチでは補腎精(ほじんせい)が避けては通れない道だから、スキル性胃癌の術後の漢方であっても、それらの補腎精は妊婦も飲めるし、体調も良くなることが分かっていますから自信をもってお勧めさせて頂きました。
子宝相談と人間の死の間の漢方相談には何か共通点があります。
胃腸薬の漢方では満量、つまり用法用量どおりだとかえって多いような場合も体質によってございますので、ちょっと少な目に服用してもらえることも薬局での漢方薬のご相談の利点です。
ここは医科向けの医療用漢方とは違うところ、利点であり、ストロングポイントだと思います。
そういう訳で、お客さまには「服用したら早くて2~3日で体がお肌や髪の毛からも変わってきますよ」とお伝えして喜んで漢方相談を終えたのでした。
ガンは国民の5人に1人は必ずかかる疾患ですから、今後とも信頼のおける喜ばれる漢方相談を心掛けたいです。
(人気のあったアナウンサーの方が生前に執筆された本などからも、闘病に対するヒントがありましたのでそのことなどもお伝えしておきました)
がんサポート4月号、最新号です。
実はひそかに定期購読してお医者さんや看護師さんや栄養士さんなどの立場からの視点で、各種のがんの治療法を毎月、勉強しています。
すごく参考になっています。
<おまけの画像です>
<2016年3月29日> 今朝の月山です。
朝日連峰までくっきりと
大森山方面です。
朝もやに朝日