今日の夕方、60~70代という感じの初めて来店されるお客様夫妻がいらっしゃしまっした。膀胱がんで初期だったので、膀胱を摘出して今月に手術を終えたばかりだそうです。年齢や身長、体重などお客様の情報など分からないと説明できませんから薬暦簿にご記入して頂くようにお願いすると「ちょっと話を聞きに来ただけ」ということでした。
「今後、ガンが再発しないようにしたい!」という割りには真剣味が感じられず、単にあちこち行っては「ガンに良い商品」を探しているようでした。薬剤師の立場から申し上げると「体質を吟味して」「体質にあったもの」を愛用されるのが良い方法なので、とくに「ガン専門」の商品でなくても気血陰陽(きけついんよう)のバランスを整えればやっていけますから、そのことを説明申し上げるとご不満のようでした。この類のお客様は、最後のポイントは「ちょっと」から始まって、「カタログありませんか?」と来るのが「常」ですからガンのカタログのほうは申し訳ないけども「置いていない」とお伝えしてお客様はお帰りになりました。
なんでも、どこでも「ガン」に効く商品の説明書、パンフレットは喜んで差し上げるお店が多いのだそうです。ちょっとビックリでした。^^;
土屋薬局 中国漢方通信