免疫性不妊の中医学的な漢方対応について
山形県東根の土屋薬局です。
薬剤師、不妊カウンセラーの土屋幸太郎です。
免疫性不妊についても最近は、中医師の先生の一人一人のご意見が違いますので、機会があるたびにお話を聞かせて頂いています。
トン先生にも免疫性不妊のことについて聞いてみました。
不妊に関しましても免疫が関連しているということです。
自己免疫疾患、リウマチや膠原病、もっと深い根源的な数字、検査値の異常のあることもあります。抗核抗体など。
トン先生
「受精卵を『敵』と認識してしまいます。それが不妊の原因です。
基本は玉を屏風で囲むように免疫をあげる漢方薬。これは妊娠中も服用できます。
プラス霊芝胞子製剤がよい。効果が良いことが最近分かりました。
玉を囲むように免疫を上げる漢方薬+霊芝胞子製剤
免疫性不妊の場合には弁病論治が大切です。
(中医学の場合には弁証論治で人に漢方を合わせなさいということが原理原則ですが、人もみますが病気の疾患に合わせて考えることも大切なので「弁病論治」といいます)
妊娠中も服用できます。
補気剤も大切です。
免疫性不妊で妊娠するためには補気+養血
心と脾を養う漢方薬だったり、当帰を主薬にして阿膠配合の漢方薬だったり、先程の玉の周りを扇を立てるように守る漢方薬なども」
土屋 「トン先生、いろいろと教えてくださりありがとうございました。」
今回は三部シリーズでした。
2017年6月22日 我が家に咲いている立葵です。