ストレス性の吹き出物、ニキビの漢方薬で改善
おはようございます。 薬剤師、不妊カウンセラーの土屋幸太郎です。
台風5号が接近中の山形です。 みなさまのお住いのところは大丈夫ですか?
何事も被害がないことを願っています。
さて最近のお肌のスキンケアの漢方薬相談で良かった話しです。
女性のお客様20代です。 生理前にはかならずいつも吹き出物がでます。
ストレス性のニキビです。 背中や額にもできますが、とくにフェイスラインのアゴ(顎)に集中して吹き出物、ニキビができやすいです。
目の充血もなりやすいです。
生理前は月経前緊張症のようなPMSでイライラして胸も強く張りやすく、ため息も多く出たり。 仕事が忙しいので、またパソコンもよく使うのでそのせいか肩こり、頭痛にもなりやすいです。ストレスに弱い体質があるようで頭痛は生理前でなくてもしょっちゅうあります。ため息をつきながら夕飯を作ったり。 冷え性。でも夏は暑さに弱いです。
普段は便秘がちで頑固です。
なかなか出ません。
でも生理期間中は下痢したり軟便気味になったりします。
めまいや立ちくらみもすることがあり、夜にストレスで眠れないこともあります。
<ストレス性の吹き出物、ニキビの漢方薬体験後>
女性の漢方薬相談、普段から子宝相談が多い土屋薬局では多い漢方薬相談の分野です。
イライラを解消してストレスを楽にする漢方薬は生理前の緊張症(PMS)を楽にしますし、アゴなどのニキビの経絡の通りをスムーズにする働きがあります。
同時に身体にこもったニキビ。吹き出物の「熱」「炎症」を解消するような漢方薬を併用しました。生理開始1周間前からは生理がスッキリ来るように血行、血流を改善して生理をスムーズにさせる漢方薬もその期間、生理が終わるまで併用してもらいました。
ストレス吹き出物、ストレスニキビの漢方薬の服用から1ヶ月過ぎたあたりから、つまり1周期目から効果を感じて吹き出物、ニキビがだいぶ減ってきました。
普段からイライラ、ため息しがちなので、そちらも軽減になるように助言もさせて頂きました。
先生から一言 ストレス吹き出物、ストレス性のニキビ、生理前のニキビの悪化は女性ホルモンの変化によるものです。女性ホルモンのバランスとストレスは密接な関係があり、五臓六腑の「肝」に関係します。
ストレスは「肝」の経絡、つまり頭痛や肩こり、生理前の胸の張り、アゴのニキビ、吹き出物、また卵巣や子宮の働きの低下につながることもあります。
漢方薬の医学ではでは気滞(きたい)、または肝鬱気滞(かんうつきたい)と呼びます。気滞の気の滞りは身体に熱がこもったり、イライラしやすいのです。
目の充血にも関係があります。
ストレスの影響を避ける漢方薬、そして身体の炎症を柔げる漢方薬、血流を改善する漢方薬などを上手に利用して頂きました。
血液がどろどろになってくるので瘀血(おけつ)の血行改善も大切なことです。