本日、ココログの更新第二回目です。
昨日の夜は午後8時から午後10時まで中医不妊症お茶の間講座「薔薇」第三回を受けました。
テューターは師匠の河野先生。
もう25年以上のお付き合いです。
先生はイスクラ産業の社員から嘱託社員となり、なお活躍されています。
さて昨日の症例は2例でした。
北海道から沖縄県までの全国のパンダを置いている漢方薬局で不妊症の相談などを受けているお店の勉強会です。
症例1) 40代女性
顕微授精2回
ご主人様、精子検査で運動量と運動率が悪い。
結婚して10年以上経過しましたが、最近になって思うこと有り。
不妊クリニックに通院。
顕微授精2回。
子宮内膜が薄い
変性卵
受精卵の分割が進まない
受精卵の分割が遅い
不均一の分割
昨日は参加する漢方薬局の先生方がわりと少なかったので、自由に意見がいえる時間があり、私も先生方の意見を聞いて勉強しました。
個人的には、患者さんの基礎体温表は高温期がプロベラなどの黄体ホルモン剤を使っていても、36・7℃を下回る日も拝見されたので、陽虚(ようきょ)だと思いました。
痩せの体質は気血の不足。
そして陽虚は火花不足ですからなかなか妊娠するパワーが足りないのです。
通常は、20代よりも30代後半、40代は基礎代謝が下がるので基礎体温表は下がります。
そのときには、鹿茸などを中心にした漢方薬の出番になることが多いです。
鹿茸製剤は、健康保険では処方されないので信頼のおける漢方のお店で相談されたほうがいいと思います。
不妊体質の改善が大切です。
あなたの女性本来の妊娠力を引き出すお手伝いが漢方薬です。
2)20代の若奥様
20代の漢方相談は多嚢胞性卵巣などの排卵障害が多いです。
病院の不妊治療でなかなか排卵しない、無月経が続く。
クロミッドに反応しない。
このような方が20代には多いです。
クロミッドの排卵誘発剤、ルトラールで生理を起こします。
こちらの漢方薬局の先生の処方は、
婦宝当帰膠、参茸補血丸、炒麦芽、二至丹、亀鹿仙など
イライラすれば逍遥丸。
私も参茸補血丸の服用には大賛成でした。
おそらく参茸補血丸が効き目が良いはずです。
基礎体温表はかなり低めです。
高温期が36・5℃がやっとぐらい、低温期は低いときには36・0℃を切るときも。
これは陽虚(ようきょ)です。
火花が足りないのです。
身体を温めて冷え性の改善が妊活の近道です。
多嚢胞性卵巣症候群の場合には、陰虚といって基礎体温表が高くなる体質か、陽虚といって基礎体温が低い体質のどちらかです。
同時に私の勤務している土屋薬局でうまくいっている、過去に体外受精で2人こどもを得たのに、3人めは漢方で自然妊娠された方も服用していたもの。
それは参茸補血丸や爽月宝などがお勧めです。
爽月宝は漢方サプリになるので大人の事情で薬事法上、効く!と書けませんが、これに入っている肉桂(シナモン)も月経周期が長めのときなどオススメでございます。
我朮や三リョウの活血剤にピクノジェノールも入っていますし。
<2017年10月9日>
矢ノ目糀屋 糀屋カフェたんとKitchenさんに行きました。
将来、蔵の漢方薬局をしてみたい。と夢想してしまいます。
素晴らしいです。
ツイッターでフォロワーさんから「土屋さんですか?優しそうですね!」と褒められたので、ブログにも掲載させて頂きます。
みそプリン絶品でした!