funin-kanpo.hatenablog.com
前回のコラムで嬉しい話が最近多いので書いていきます。と約束しました。
今回も子宝漢方で嬉しかったお話シリーズです。
2018年7月28日
メールを頂戴しました。
「ご無沙汰しております。
2005年に、妊娠相談をさせて頂いた○○と申します。
おかげ様で、その後3人の子宝に恵まれまして現在子育て真っ最中です。
土屋先生には親身に相談に乗って頂き本当にありがとうございました。
先生の書かれるメッセージにも随分励まされていました。
その際に処方して頂いた婦宝当帰こうがとても体に合っていたと感じまた飲みたいと思っています。
現在の症状は、生理前の頭痛、肩こり、精神的に落ち込む疲れがたまった際のめまい
生理の血液量の減少、塊が出るなどです。
また処方して頂くことは可能でしょうか?
どうぞよろしくお願いいたします。」
お客様は今年35歳、もう10年以上前のご相談のときには24~25歳のころからの漢方相談でした。
2005年6月9日のときの初めての漢方相談では、今年1月から子作りスタート
○生理の始まりに真っ黒い血がでて徐々に鮮血に変わることがあります。
○レバー状の血塊がたくさん
○子宮後屈
○生理前→便秘になりやすい、お小水が近いです。
○生理痛→1,2日めは必ず鎮痛剤を服用します。
今回は13年も前のお客様の再度のご相談で嬉しくなった次第です。
昔の自分の漢方相談に負けないように精進しないと。。
今回のNさまの体験談ですと生理痛や血塊がたくさん、レバー状の塊、
冷え性、肩こりなどは瘀血(おけつ)と考えまして、血行改善を漢方でめざすことも大切なことだと思いました。
<瘀血について>
血行を良くすることは、卵巣の反応を良くすること。 また「質の良い卵」をつくることに役立ちます。
「瘀血(おけつ)」とは、簡単にいうと、血液の質が悪くなり、粘り気を増して、ドロドロになり、血流が悪くなること。 その結果、血液が固まりやすくなったり、出血したりの状態のことです。
中国漢方には、ドロドロ、ネバネバした血液をサラサラにする「活血化瘀(かっけつかお)」という方法があります。
「活血化瘀」の方法は、不妊の原因となる子宮筋腫、子宮内膜症、卵巣嚢腫や癒着などが起こるのを防ぎ、さらに骨盤の血流を改善し、新鮮な血液が十分に卵巣や子宮に行きわたるようにします。 これだけでも、卵胞の働きがよくなり、排卵や着床が促進され、すべてが妊娠に有利な要因となります。