土屋薬局ブログ|子宝漢方、痛みしびれ、気になる不調

土屋薬局ブログ。薬剤師・不妊カウンセラーの土屋幸太郎がお届けします。私自身、不妊体験を経て、漢方療法の力で子供に恵まれました。その経験を活かし、皆さんに健康で幸せな家庭を築くお手伝いをしたいと思っています。薬局には女性薬剤師も在籍し、気軽にご相談いただけます。健康に関するお悩み、不妊治療、妊活相談、痛みやしびれに関する漢方相談など、お気軽にご連絡ください。お問い合わせやご予約は☎️ 0237470033までお願いします。一緒に幸せな未来を築きましょう。

萎縮性鼻炎の漢方相談をしました。

おはようございます。薬剤師、不妊カウンセラーの土屋幸太郎です。

気がつけば今週初めてのブログ更新になりそうです。

やっと時間ができました。

父が3月に亡くなり、社長業と薬剤師と時々は薬剤師の在宅訪問にも行っていたり、店頭では処方箋の投薬や漢方相談、健康相談など手広く仕事をしています。

これも私の経歴の山形南→星薬科大学→東大附属病院薬剤部→イスクラ高円寺中医学研修塾→マツモトキヨシ→土屋薬局 このような異例の経歴のおかげもあって、いろいろとやれているのかもしれません。過去の経験にも助かっています。

これからもやれることをやって、来月からの消費税増税、軽減率、ポイント還元制度など時代の変化にも対応していきたいです。

鳳凰のように時代の流れを読み、大空を舞っていきたいものですね。

 

さて、昨日に来店されたお客様、今年の5月にご出産もされて母乳育児も順調とのことでした。産後の萎縮性鼻炎のご相談でした。

いまは以前は愛用していた鼻炎丸がないので、頂調顆粒と荊防敗毒散の2種類をご紹介、おすすめしました。

www.tutiya-kanpo.co.jp

こちらはイスクラ産業さんの中医師の先生に対応法を相談した記録を載せているブログ記事です。

ちょっと引用しますと

 

さて、土屋薬局が長年愛用していてリピーターのお客さまもいらっしゃる鼻淵丸(びえんがん)がしばらく入荷が不可になるそうです。八つ目製薬さんもイスクラ産業さんからも入らないそうです。

そこで困ってしまってイスクラ産業さんの中医師の劉ぶんしょう先生に電話でお聞きしました。先生は北京出身の才嬢で日本語は堪能でやさしく、中医学、漢方の腕も一流で非の打ち所ありません。

 

土屋 「劉先生、お久しぶりです。鼻淵丸がなくなってしまってもう在庫できなくて困っているのですが。。」

劉先生 「その場合には、頂調顆粒と天津感冒片の組み合わせがお勧めです。頂調顆粒は鼻を通じさせる働きがあります。通竅作用があります。天津感冒片も力があるので、鼻淵丸以上に期待できます」

土屋 「その天津感冒片も貴重でして、この1年分くらいの在庫しかないのですが。。(汗)」

 

劉先生 「わかりました。後鼻漏などのときには五味消毒飲加減法+美肌油+頂調顆粒 この3つの組み合わせが理想です。五味消毒飲加減法は2倍量だしてもいいです。美肌油は粘膜の掃除、ゴミ掃除に役立ちます。咳にもよいです。」

 

土屋 「鼻水はどうですか?」

劉先生 「鼻水には、玉屏風散製剤+頂調顆粒+美肌油 この3つの組み合わせがいいです。玉屏風散製剤は、鼻粘膜のネバネバをとり、もうひとつの作用は外のアレルギーをブロックします。」

 

劉先生「咳には痰があれば、麻杏止咳顆粒+美肌油で。痰がなければ生脈散製剤+美肌油で。鼻水があれば頂調顆粒だけでOK。1日3包は必要です」

土屋 「桔梗石膏湯はどうですか?」

劉先生 「桔梗石膏湯よりも五味消毒飲加減法のほうが効き目がいいです。大丈夫です」

 

土屋 「劉先生、ありがとうございました。」

劉先生 「鼻淵丸と頂調顆粒をいままで使っていたお客さまには、頂調顆粒を1日3回にして、五味消毒飲加減法をいれれば大丈夫ですよ」

土屋 「劉先生、ありがとうございました。」

 

いまは工夫して頂調顆粒をメインにして何かしら上手に鼻炎の漢方相談を行えるようにしています。

 

お客様の萎縮性鼻炎は、鼻が乾燥して臭いがします。

カピカピします。

妊娠中は大丈夫でしたが、産後にすぐに発症してしまいました。

舌ベロはやや歯痕といって歯型があり、色は淡紅です。苔は薄白。

3週間前に耳鼻咽喉科でカルボシステイン、あまり効かなかった。

婦人科では当帰芍薬散を愛用中です。

 

こういったときには、まずは首から上に効き目のある「頂調顆粒」を選んでみて通竅作用を期待します。通竅(つうきょう)とは「穴を開けて通す」という意味です。

耳鳴り、耳づまり、頭痛などにもむろんいいものです。

この漢方は風寒湿の湿気や風、低気圧など外部の影響も去邪しますから、使いやすいです。山形の盆地の蒸し暑いような地域にはぴったりです。

 

そして最近愛用している荊防敗毒散、これは「漢方の天然抗生物質」のような働きです。いろいろ応用範囲が広いので愛用しています。

さて効き目はどうでしょう、また続編があったら書こうと思います。

こちらのお客様から嬉しいお手紙も直筆で頂戴していました。

またの機会、明日辺りに続編を書こうかなと思います。

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2019年9月17日 朝顔のヘブンリーブルーが色鮮やかに咲いています。

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ヘブンリーブルー、天まで届け!