昨日のコラム「婦宝当帰膠と炒麦芽の話と妊娠後に流産予防の漢方薬」の続きです。
今日の山形は朝は冷え込みましたが、いまは天気予報どおりにポカポカした陽気です。1日の気温の寒暖差がありますので、どうぞお気をつけくださいね。
上着などで調整して下さい。
www.tutiya-kanpo.co.jpこちらが昨日のコラムの内容です。
あと、今日土屋薬局に来店された理由はお友達が当店を利用されて妊娠5ヶ月で「土屋薬局、いいよ」と言われたからだそうです。
友達がいうには「基礎体温表の高温期などが高すぎる」と言われて、新鮮で斬新で驚いたそうです。
このかたは舌ベロの尖が赤みがあるので、温清飲と天王補心丹からスタートしました。
だんだんと話も長くなってきましたので、また明日に続きを書きましょう。
こちらのお客様が当店に来店されたのは、平成31年1月23日のときです。
人工授精4回されています。
流産を一度前年の4月に9週目でした。心拍確認できませんでした。
自然妊娠でした。
このお客様は
①排卵が早め 10日前後で人工授精を繰り返していた
②基礎体温が高め 高温期が37℃を超えて、低温期は36・7℃前後
③舌ベロの尖が赤め
やや熱っぽい印象を受けました。
昔、楊暁波先生に盛岡で教わった不妊症のノートを大切にとっていて、いまももう10年以上まえのものですが、ときどき繰り返し読んで学習しています。
このときは、滋陰降火といって「火」を降ろす方法をとります。
ここではおそらく心腎不交と読んで天王補心丹と温清飲の2つをご紹介しました。
一時期、わたしもこの方法に凝っていて、婦宝当帰膠と天王補心丹と温清飲でやっていた時代がありました。
基礎体温表が高めの場合にはお勧めで試す価値はある方法です。
心腎不交の心の状態は、眠れない、不安、イライラする、動悸、のぼせ
腎の状態は疲れやすい、腰が重だるいなどあります。
ニキビができやすいとのことから、養生法としましては
①早寝
②アルコールを控える、断つ
③コーヒーを断つ
これれらの養生法もご紹介しました。
初回は、1月23日は天王補心丹と温清飲。
ここでお客様は「基礎体温表が高いといい思っていたけど、実は違うんんだ」と新鮮な驚きだったそうです。
2月6日が2回めの来店
高温期、人工授精は見送った。
アルコールは週3~4回、ビールやワインを飲んでいる。コップ1杯くらい。
トイレは夜に1~2回。
冷えは感じません。
夜は23~24時に寝て朝は7時に起きます。
コーヒーは飲まない日もあります。これは意識して減らしました。
→白湯(ぬるま湯)の養生をお勧めしました。
今回は、漢方は①温胆湯 ②心脾顆粒
この2つの安神薬の組み合わせです。
3回目の漢方相談は、2月19日
生理が来る頃に必ず下痢になります。
高温期は便秘になりやすい。
そこで補中丸と血府逐瘀顆粒の2つをご紹介。
この次からのご来店がなかったのですが、この処方でご懐妊されたようです。
現在妊娠5ヶ月と順調とのことでした。
良い結果となって嬉しく思っています。
土屋薬局からは犬のマスコットを郵送させていただいています。
甑岳も紅葉となる季節です。
重い扉を押し開けたら
暗い道が続いてて
めげずに歩いたその先に
知らなかった世界
優しいあの子 草野政宗 スピッツ
昨日、Spotifyでスピッツの新譜を聴きました。
アルバムの二曲目にこの楽曲が入っていて、ロックファンとして「うんうん、そうだ!」と納得でした。 本日もよろしくお願いします。