<2007年12月19日撮影 綿(わた)のつぼみ>
外は雪降りのことが多い、今年の山形の冬です。
綿(わた)は、店内でほとんど人の目にも触れずに、
静かに時を過ごしています。
時折、本当にお花や自然が好きな人から声を掛けられるくらいで、
冬を過ごす草花や動物のように、密かに生きているようです。
このつぼみは、種から成長して、そして花が開いて、
それらの過程がすべてエネルギーとして固まったもの。
物理学でいう「エントロピーの法則」を思い出します。
綿のつぼみには、「高貴(こうき)」というか、
「神聖さ」を感じます。