黄体機能不全の漢方。高温期に続く慢性の不正出血、基礎体温が高い
今日は基礎体温が高め、基礎体温表が高い。高温期が37℃を超えて、低温期は36.5℃の「不正出血」対策の不妊の漢方薬相談のお客様。
先月、先々月くらいから基礎体温表と体調などの自覚症状を照らし合わせて「不正出血」の漢方薬相談をしています。
一番最初は中医師の張先生のアドバイスを元に漢方薬相談。
「黄体機能不全」対策の漢方薬相談ですね。
漢方薬は心脾顆粒(しんぴかりゅう)と亀鹿仙(きろくせん)、二至丹(にしたん)、田七人参(でんしちにんじん)からスタート。
この漢方薬で様子を見ていてもあまり「不正出血」は変わらず。
つまり不妊の原因となる「黄体機能不全」は変わらず。
基礎体温の高温期には赤い鮮血、ダラダラと「不正出血」が続く「黄体機能不全」の様子です。
そこで、先週に一考。基礎体温が高め、不正出血ということで「気虚(ききょ)」の「不正出血」ではなくて「陰虚(いんきょ)」タイプの「不正出血」と考えました。
「陰虚」で潤いが足りなくなるので、相対的に体の「火」が生じて「熱」により「血液」が拍動して出血してしまうのです。
これに対して「気虚」タイプの場合には、大事なものが漏れないようにする「手と手とがっちり結んでキープする」力が弱いことになります。
したがって「気虚」タイプの「黄体機能不全」による「不正出血」と「陰虚」タイプによる「黄体機能不全」による「不正出血」は中医学、漢方薬的には治し方が違ってくるという訳です。
さてさて。
昔、土屋がよくお客様にお勧めしていてその漢方薬相談でも妊娠しやすかった方法。
温清飲(うんせいいん)と天王補心丹(てんのうほしんたん)、二至丹、心脾顆粒としました。
今日のお客様の基礎体温は、見事にスッと下がってきました。0.2℃くらき基礎体温が下がり、いい感じになってきました。
そこで再度、一考。心脾顆粒から瀉火補腎丸(しゃかほじんがん)へ。心肝腎(しんかんじん)の熱を、虚熱(きょねつ)を相火(そうか)を下げていくことを漢方薬の目標にしました。
この「不正出血」が消えていくと前回のお客様のように「妊娠」につながるはずです。
前回のお客様は「陽虚(ようきょ)」タイプ。今日のお客様は「陰虚(いんきょ)」タイプだと思います。
また良いお話になっていくようでしたら、このはてなブログで紹介していきたいです。
昨日、見た風景その1。宮城県仙台市青葉区愛子
同じく宮城県仙台市青葉区愛子の風景。風は西から東へ(実はつかさ屋さんの駐車場から写真撮っています)
山形県寒河江市の夕焼け
<閑話休題> いま土屋が勉強している中医学における体外受精を成功させる実用的な不妊症の漢方の応用法。中医産婦人科の本のあるページの紹介です。
体外受精のとき、「採卵後から移植前の漢方薬の処方」の中医学の本です。「腹痛」になったらどうするか?などとすごく実用的です。土屋薬局では、悲しいことにただ漢方薬を購入するだけで私の漢方相談をスルーする忙しくしているお客様もいらっしゃいますが、できるだけ詳しくお話しを聞かせて頂きたいです。その方が、月経周期ごとに漢方薬をちょっと変化させることがらできるし、早めに妊娠したり体調が良くなりやすいです。
土屋薬局 中国漢方通信
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こちらのはてなブログも黄体機能不全の漢方薬のご相談です。
子宝の漢方相談に参考になりましたら、幸いです。