こんにちは!
薬剤師、不妊カウンセラーの土屋幸太郎です。
風薫る季節です。気持ちのよい青空が広がっています。
今週末の6月2日にはさくらんぼマラソン大会も開かれます。
さくらんぼの実もだんだんと大きくなってきました。
さて今日の嬉しい妊娠されたお客様のお話です。
2019年3月にご来店
こちらのお客様は30代、子宮鏡検査をまず受けるご予定です。
体外受精も不妊クリニックから勧められて、初めて採卵からする予定です。
食欲ある、食べる量は少ない。通じは便秘気味。排便前に腹痛がある。
舌ベロは中国のほうでは舌診ともいうのですが、舌ベロチェックをしてもらったところ、苔が白苔で胃腸が弱く、気の流れも水の流れも停滞している感じがありました。
ストレスもありそうです。
そこで、漢方薬としましては
①イスクラ開気丸
②イスクラ温胆湯
この2つをご紹介、おすすめすると同時に、「気虚の疲れやすいタイプの食事」も食養生として提案しました。
小学校のころから舌ベロの苔は厚いそうです。
そうしたところ、今月上旬にメールがきました。
「先日はお世話になりました。
さっそくご報告ですが、今日クリニックに行きまして妊娠ー心拍確認できました。6w4dです。
頂いたお薬は妊娠チェッカーで陽性の後は飲むのを控えております。
ぜひ先生に報告したいと思いましてメールで失礼します。
あの時土屋先生に話を聞いていただいた事で、わたし自身とても安心し前向きにやっていけると思いました。味方がひとり増えた気分でした。思い切って行ってみて良かったなあと思います。
感謝しております。
今後も体調第一とし過ごしていくつもりです。
ありがとうございました。
(神町駐屯地の演習もとても楽しかったです。)」
これは、先日にご消化したように「車の洗車理論」で最初は車の汚れを落としてから次にワックスをかける方法で、1ヶ月間の「洗車」の漢方で妊娠された好例です。
funin-kanpo.hatenablog.com
funin-kanpo.hatenablog.com
こちらの2つのコラムも参考になりましたら、幸いです。
イスクラ温胆湯は津液、水の流れを良くして、ストレスも解消します。
舌ベロの尖が赤みあるときに黄連や酸棗仁といった安神薬が効きます。
舌ベロの尖は、心ですから、不安や不満、ストレス、イライラの長期化、そして睡眠不足などあれば、悪夢も含めてすっきりする漢方薬です。ですからよく見ると、温胆湯は獏ばくの絵が書かれています。
温胆湯は、ただしイスクラのものでないと駄目です。イスクラ産業(これは漢方の会社の名前です)の温胆湯は黄連温胆湯という安神にも特化した処方です。
これは以外に使いやすいんですよー。
開気丸は便秘や下痢軟便、腹痛、胃痛、生理痛、排卵痛、PMSやストレスに良いものですよ。これで最初使ってみて通じが良くなると、基礎体温表も改善しやすいです。
なかなかいいです。わたしと妻では二人で開気丸ブームです。
中成薬、漢方薬すべての中でも開気丸がこの世にある幸せ、凄さ、世間に伝わっていませんね。すごい漢方が開気丸と温胆湯です。
ということで、しっかりとした漢方相談ができる土屋薬局に一度遠方からでもご来店をぜひご検討くださいね。
月経周期療法の生き字引の土屋幸太郎に、女性の優しい幸先生がいますので、お気軽に一人で悩まれずにご相談お寄せくださいね!チャオ!
風が爽やかです。月山と葉山、野川からの眺めです。今週末6月2日には、さくらんぼマラソン大会ある東根市からでしたー
生薬の芍薬(しゃくやく)は、根を利用します。筋肉の緊張をゆるめ、疼痛をとめ、血の巡りをよくするので漢方では重要な薬物です。
‥
話は戻りますが、要は最初から婦宝当帰膠や補腎薬といった強壮剤を使わずに、ストレスを軽減してお客様に寄り添うような気持ち、お客様の流れを良くすることが大切です。
周軍先生にむかし、聞いたことも同じです。
funin-kanpo.hatenablog.com
昨年の秋に東京に行ったら小太郎漢方製薬さんの勉強会でばったり会って、先生と土屋夫妻は縁があるなあと思った次第です。(今年も世界中医サミットでお会いしました!わたし土屋はむかしは周先生に毎週のように電話をかけて中医学を教わっていました。だから上手に漢方相談ができますよ。ニッコリ)
過去記事もせっかくだから、こちらに貼っておきます。
とくに周期療法をしないで、もし生理前の症状が楽になれば周期療法に入る。
焦っていると気滞、淤血になって→補っても動かない
順調になってから足りないものを補う。
道路が順調であることが大切。
道路が渋滞していて流れがあちこち悪くなっていたら、補っても補えない。
まずは道路の流れをスムーズにすることが大切。
最初から補腎や補うことなど逆に負担になる可能性。
生理前の緊張、ストレスをとる。
気の道路、血の道路が順調になってから→補腎など補っていく
婦宝当帰膠は川の水を増やす。
心の問題。
不妊治療は病院で頑張る、うまくいかない→薬局に相談にくる。
→加味逍遥散など気持ちが落ち着いてきたら、卵管のリズム、卵子の巡りなど良くなってくる。 緊張の症状は、いい卵ができても動かない。
道路の通りを良くする→その後に足りないことを補う
順調に通れるかどうか。
卵が動かないといけない。
体のリズム、気血の状態。
便秘、下痢…腸のリズムが乱れる。
早すぎると下痢、動かなくなると便秘。
自律神経の関係。
症状を緩和してから補腎薬を使う。」