東京に行って勉強してきました。
10月14~15日(土日)イスクラ産業7階ホール。
テーマは、「補腎薬の効果的な使い方」「安胎法について」。
婦人科の内容は、キーワード FSH。
テレビお茶の間講座「中医婦人科・不妊症専門講座」スクリーングに行ってきました。
1:FSH8以上で高く卵巣予備能の低下…FSHが高くなる原因は?全周期活血化瘀
2・早発卵巣機能不全(POF)
3・低反応卵巣(Lower responder)
中医婦人科の内容は、まず先生方の症例検討。
中医師の先生も処方が違えば、各地の先生方の処方も変わってきますので、
いつも勉強になります。
その他の勉強内容は、補腎薬の使い分けについて。
杞菊地黄丸、瀉火補腎丸、紫河車(オリヂンP)、食用アリ(イーパオ)、
双料参茸丸、参茸補血丸、参馬補腎丸、海馬補腎丸。
とくに最近、新発売された「参馬補腎丸(じんまほじんがん)」について学びました。
特別状況下での補腎については、
1)カウフマン療法のときの補腎の使用方法
2)排卵誘発剤と補腎
3)高齢者および卵巣早衰と補腎
4)安胎と補腎について
を勉強しました。
「補腎(ほじん)」とは、中医学の「必殺技」です。
ジャイアント馬場さんだったら、16文キックとか唐竹割り、河津掛け、ランニング・ネックブリカー・ドロップのようなものでしょうか。
日本漢方には、補腎(ほじん)の概念はほぼ欠如しているので、中医学が強い分野です。
端的にいえば、「若返り」「アンチエイジング」「卵巣年齢の若返り」です。
昨日の新聞での、お祖母ちゃんが娘さんの卵を「貸し腹」したことは、つまりは「子宮年齢」は50代でも問題ないということです。
「卵巣年齢」は「子宮年齢」と違って、衰えが早いところです。
「卵の質」も落ちてきますので、苦戦しやすいところです。
40代でも、20代の卵子を提供されて、体外受精をすれば成功率が良いです。
第18回不妊学会では、荒木先生は代理母の「貸し腹」は、つまり「出産」は危険なことだから反対だと述べていました。
話を戻しますと、補腎の方法は「卵巣年齢」の若返りに有効です。
各自、体質や症状に合わせて使い分けていきます。
最近の私の近況は、来年には不妊カウンセラーの資格試験を受けられますので(多分)、昨日もブリヂストン美術館の喫茶室で「不妊治療ガイダンス」を読んだり、帰りの新幹線でも、真面目に勉強してきました。
知識がつけばつくほど、漢方相談も成績が良いようです。
期待していてください。
おまけ。
「ダリとピカソ」でも書きましたが、ダリ展とベルギー王立展や、
日曜美術館30周記念展、ブリヂストンのオーストラリア現代美術展など、
4つの美術館も巡ってきました。
「芸術の秋」で楽しかったです。
あなたはダリだ?