だいぶ間が空いてしまいましたが、
「周期療法における活血化淤の応用(4)」の続きです。
周期療法における活血化淤の応用
「婦人科における活血化淤の意義」
1・子宮収縮促進(月経排泄促進)
生理痛の改善には、活血化淤(かっけつかお)で淤血(おけつ)を解消します。
2・女性ホルモン様作用(ホルモンバランスの調整)
3・子宮内膜血液循環改善(内膜増殖改善)
内膜が厚すぎるときの改善に↘
着床障害の予防に
内膜が薄すぎるときの改善に↗
4・抗酸化(着床障害予防)
体外受精を何回しても妊娠できない
↓
活性酸素が邪魔をしている。(1つの説)
バイアスピリンやバイアグラなどの副作用は、漢方は無い。
5・血栓予防(流産予防)
胎児に血液がいきわたれば、赤ちゃんは成長していきます。
6・排卵促進
気血(きけつ)のめぐりが良くなる。
7・性ホルモン受容体の活性化(性腺軸機能調整)
重要→体内、卵巣、子宮の活発化
受容体の働き↓ 補腎の働き↓
8・鎮痛作用
「不通則痛(ふつうそくつう)」
通じざれば、すなわち痛む です。
流れていないと、痛みがでます。
血液からの酸素や栄養が行き届かないからです。
9・消炎作用
慢性の炎症には、清熱解毒(せいねつげどく)+活血化淤(かっけつかお)
10・消腫作用
桂枝茯苓丸、爽月宝、水快宝など。
11・卵管疎通作用
卵管の癒着や炎症を活血化淤(かっけつかお)によって改善する。