おはようございます。
薬剤師、不妊カウンセラーの土屋幸太郎です。
サッカー日本代表、3対1で興奮冷めやらぬ日本列島で睡魔と戦いながら仕事をされている方もいるかもしれません。
さて、お客様からメールで子宮筋腫の不妊症の漢方対策について問い合わせがありました。
山形県東根市神町の土屋薬局では日頃から不妊症の子宝の漢方相談が数多く寄せられています。
多くのお客さまに喜んでいただいています。
病院での不妊治療がうまくいかないことで西洋医学一辺倒から東洋医学、不妊症への漢方パワーを期待されるお客さまが増えてきました。
以前に子宮筋腫では「子宮筋腫の不正出血タイプ別漢方対策。気血不足、実熱 」のところをアップしていますので、今回は筋腫がある方の不妊症での妊娠を目指す漢方療法について記してみたいです。
「子宮筋腫の漢方。不妊症の子宝対策について」
1)月経周期のリズムに合わせて、肝脾腎(かんぴじん)の陰陽気血(いんようきけつ)の失調を調整して、子宮筋腫の源から対処していく方法です。
2)活血化淤(かっけつかお)、消び
3)兼証も改善する
以上により、妊娠促進を最大限の目標とする。
…
1)卵胞期の原則 「養血滋陰(ようけつじいん)、化淤消び」
補腎薬を中心にする。たとえば、参茸補血丸とか杞菊地黄丸など。
+活血化淤の方剤(冠元顆粒や弓帰調血飲第一加減など)
下腹部痛、舌が紫暗で、淤点淤斑など、淤血が重い場合は
+爽月宝や水快宝など
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2)排卵期の原則 「補腎整気血、化淤消び」
たとえば上記の方法に +冠元顆粒や逍遥丸、開気丸など
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3)黄体期の原則 「補腎助陽、化淤消び」
たとえば参茸補血丸とか海精宝などに弓帰調血飲第一加減
淤血が重いときには破血化淤(爽月宝、水快宝)
月経前に胸が張って痛い、煩躁などのとき、+逍遥丸などまたは麦芽を炒ったもの
…
4)月経期の原則 「理気調経(りきちょうけい)」
月経量によって2つのタイプ
○月経量が普通の場合は 「理気活血、化淤消び」
たとえば弓帰調血飲第一加減+破血化淤(爽月宝)
○月経量が多い場合は 「化淤止血(かおしけつ)」
気虚出血:「健脾益気摂血」
帰脾湯、田七人参など
血熱出血:
血熱を冷ます大黄製剤、田七人参など
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つねに最新の情報発信をしていきたいです。
毎年この季節はドクダミの花が印象的です。
ちょうど父の日前後に咲いているんですよね。
ああ、また季節が駆け足で過ぎ去っていきます。