昨日の夕方18時半より、寒河江市立病院での薬剤師研修会がありました。
乳がんの話題でしたので、勉強した内容をアップしたいと思います。
いつもは、不妊や漢方などの話題が多い「ココログ版土屋薬局 中国漢方通信」ですが、今回は40代以降に増えてくる「乳がん」の話題ですす。
女性の方のみならず、男性のほうもパートナーのためにも
有益であろうという見地から判断して掲載します。
今回は、最終的にはアロマターゼ・インヒビターという
抗がん剤の種類を勉強するのですが、
その前に女性のホルモンの働き、とくに閉経後のホルモンの流れの復習です。
閉経前と閉経後は、卵巣のエストロゲン(E2)の働きが違ってくるので、
ホルモン全体の流れも変わってくるのです。
40代以降、エストロゲンの分泌は減ってくることを表すグラフです。
初期の乳がんは、ホルモン依存性(エストロゲン依存)によるので、
臨床上、エストロゲン依存下では乳がんは増殖していく。
米国人、米国日系人、英人 > 日本人
乳がんになる民族差です。
これには、欧米化された食事が、乳がんに影響を与えているだろうと
示唆されます。
和食は、健康に大切なものですね。
都道府県により、乳がんに罹る頻度が変わってくる。
あなたのお住まいの地域はいかがでしょうか?
(当ブログの写真は、すべてクリックすると拡大しますので、詳しくご覧になれます)
乳がんのリスクファクター
1)内分泌環境
2)社会的階層
3)食事
4)喫煙
5)人種差
6)良性乳腺疾患の有無
7)遺伝、家族暦
次回に続きます。