土屋薬局のお客さまから月経量が少ないことへの漢方のご質問がありました。
ここのココログにもメールでの回答を掲載させて頂きます。
病院でもあまり産婦人科の先生からは指摘が少ない月経量が少ないことへの漢方対策。
中国の中医学ではかなり重要視していて、不妊の専門の書物では「月経量が少ない、月経過短」としての症例や理論のページが必ず存在します。
したがって普段から中医不妊症、漢方での子宝相談をされている薬局さんの場合では対処が十分に可能だと思いますので、当店での回答例も載せておきますね。
月経量が少ない。漢方相談でのご質問
こんにちは。
土屋でございます。
先日はご主人様と一緒のご来店ありがとうございました。
お客さまからのご質問
「土屋先生 先日は漢方相談ありがとうございました。
あれから生理がきて本日2日目です。
漢方を飲み始めてから経血の量が少し増えたと思ってましたが、今回は明らかに経血の量が少ないです。漢方を飲み始める前に戻った感じです。 身体が漢方に慣れたからなのでしょうか?または、前回から始めた漢方薬が合ってないのでしょうか。
月経周期も今までになく35日と長かった為このまま漢方を続けていいか不安になってしまいました。」
月経量が少ないことへの漢方対策へのご回答です。
おそらくですね、今周期の基礎体温表からしますとあまりスッと下がっていない感じでしたから経血が少なめになっているのだと思います。
経血が少なくなる原因は
1)気血不足、肝腎不足
2)瘀血阻滞
3)痰湿阻滞
虚証と実証があります。
虚証の1番目は子宮内膜が薄いような感じです。
2),3)の原因はスッと月経血が排出されないことが原因です。
おそらく、この2)3)の原因もあるかなあと思います。
次回になる話ですが、生理中に◯◯◯◯湯+◯◯◯
この組み合わせで3日間服用する方法があります。
種を新しくまく前に畑や田んぼの雑草を減らして害虫なども駆除して生理中に妊娠しやすい綺麗な環境を目指す方法です。
昨日、仙台から来店された40歳のお客さま。
いままで生理が3日間で終わっていたのがこの漢方処方を月経期間に加えました。
すると今回の月経周期はなんと7日間に伸びまして大変に喜ばれました。
本人様は初めて月経期間が7日間になって驚いていたり、わるい反応ではないかとも感じたそうですが、基礎体温表が明らかに改善されていて、ご主人様も喜んでいたそうです。話をまとめますと月経血がスッキリと排出されて基礎体温表も良くなっていけば妊娠していける体づくりになります。
また生理前など近くなりましたら上記の処方などオススメできますので興味があるようでしたら再度御連絡ください。
直接、ご来店していただきましたらいろいろと再度詳しくお話を聞かせて頂いたり試飲なども可能です。
辛抱強く、心配になることもあるかもしれませんが、我慢強く粘り強く月経周期の改善と妊娠、出産を目指していきましょうね!
<2017年6月20日 さくらんぼの季節になりました>