婦宝当帰膠の子宮内膜受容性に対する影響（２） - ブログ版土屋薬局　中国漢方通信

こんにちは！薬剤師、不妊カウンセラーの土屋幸太郎です。

今週、金曜日から２週連続で東京出張となり、金土日の６月１～３日まで東京で不妊カウンセリング学会学術集会と不妊カウンセラー養成講座に参加してきます。

不妊カウンセリング学会会員としてすでに２回めの更新をしているのですが、次の更新は２０２２年６月３０日までですから、今のうちに出席してポイントを積んで更新に早めに備えていきたいです。

土曜日に漢方相談が来るお客様が多いのでほんとは備えていきたいのですが、今回だけはすみませんが東京で学習して講習受けてきます。

店頭では悩める方のために力を発揮できるように研鑽を積んでいきます。

さて

昨日のこちらのコラムの続きの話です。

体外受精で胚盤胞など受精卵を何回も戻しても妊娠しないときに、どのようにしたらよいか？

中国山東省婦人科での臨床研究では３０名ずつ２つの班に分けて、婦宝当帰膠を服用するグループと婦宝当帰膠を服用しない通常の凍結融解胚移植での成績を比べたものでした。

その結果は、婦宝当帰膠が子宮内膜の血流改善に、また子宮内膜の厚さ改善、ホルモンバランスを整えて胚と子宮内膜の免疫応答の正常化に関与した可能性が高いとの報告でした。

婦宝当帰膠を服用したグループでは陽性妊娠率が４１％、婦宝当帰膠を服用していない対象組が１６％、持続妊娠率では婦宝当帰膠の服用組が３１％、婦宝当帰膠を服用していない対象組が約７％と顕著な差がありました。驚きです。

婦宝当帰膠の中医分析では「女子は血をもって本となす」「気は血の師、血は気の母」気血同源。

気虚は血虚を引き起こし、気血両虚証になる。

気虚は血を推動することができず血瘀に至る。

婦宝当帰膠は血虚血瘀気虚の改善に。そして子宮内膜の土壌、厚み、温度に良い影響を与えられ、妊娠の好結果に！

婦宝当帰膠は補血を主とする気血双補剤。補血は瘀血をためない、活血は正気を傷つけない。後天の本の脾胃に優しい。婦宝当帰膠は長く服用することがおすすめです。

こちらのコラムなども参考になりましたら、幸いです。