子宮内膜症でチョコレート嚢胞6センチで不妊症に悩むお客さまの漢方薬相談。
土屋薬局の妊活、不妊漢方薬相談をご利用で自然妊娠でした。
このページでは子宮内膜症の漢方薬のご相談を公開しています。
子宮内膜症、チョコレート嚢胞など病院の不妊治療に場合によっては薬局の漢方薬併用も効果的です。
山形県、宮城県仙台市など、東根市に来店できる方、真剣に妊娠したいとお悩みの方は土屋薬局まで電話(0237-47-0033)で予約のうえ、ご来店しご相談お寄せください。土屋薬局で不妊症の漢方薬の相談、子宝相談の近況です。
先週から「土屋薬局の漢方薬のおかげさまで妊娠しました!」という嬉しい報告が3人のお客様から頂きました。
妊娠して子宝に恵まれた女性の画像
今回はB子さんを紹介します。
B子さんは、「子宮内膜症」で「チョコレート嚢胞」が「左側の卵巣に6cm」でした。今すぐにチョコレート嚢胞の手術場合しなくて良いそうです。
経過観察中でした。
B子さんは結婚して3年目です。お子様が欲しいですから、半年間生理を止めるような治療はしていません。 今月から、婦人科で卵胞チェックをして排卵の状態を診ていくとのことでした。
初潮は13歳で、月経周期は長めで31~38日で、月経期間は3日間です。
経血量は20代の頃よりは少なめになっています。
月経周期が31~38日と生理不順なのは、中医学ではストレス性の「気鬱(きうつ)」または「肝気鬱結(かんきうっけつ)」が影響している場合もあります。
ストレスを軽減すること、漢方薬でも「疏肝理気(そかんりき)」といって、「気」の流れをスムーズにすることも大切になります。
気の流れがスムーズになれば瘀血も解消し、排卵のリズムにも効果的です。
B子さんは「子宮内膜症」でしかも「チョコレート嚢胞」です。「生理痛」がつらいです。
「子宮内膜症」は「異所」で子宮内膜が増殖する病気で、8割ぐらいのかたは卵巣に何らかの影響があります。「チョコレート嚢胞」にもなりやすいのです。
「子宮内膜症」の特徴は「痛み、月経痛。月経困難症」です。月経周期の生理期以外にも「腹痛や腰痛、排尿痛、排便痛、性交痛」などを引き起こす場合も。
「子宮内膜症」の2つ目の問題は卵子の質の低下により「不妊症」にもなりやすいです。さて、生理痛は初日がつらいです。
ロキソニンやバファリン、イブ錠などの市販の鎮痛剤で生理痛の痛みを軽減させているそうです。
月経血が多いときに、血塊が多く混ざることがあります。
生理前のイライラや胸の張りなどの月経前緊張症(PMS)は、ひどくありません。
排卵痛があるかもしれません。
舌ベロは、先が赤く、いわゆる「尖紅(せんこう)」というストレスが溜まっている舌ベロです。
これは「熱」で体内の「炎症」を表したり、イライラなどのストレス、睡眠が悪くなったりなどの「心」のサインでもあります。
「舌の真ん中には亀裂があり、舌の横には淤斑(おはん)があり瘀血(おけつ)や気陰両虚(きいんりょうきょ)もあることが分かります。
そういうわけで、舌の先が赤いときには、ストレスがあり「心熱(しんねつ)」とも言われています。B子さんの舌の先の赤い色も、相当にストレスが溜まっていて、かわいそうな状態なのです。
土屋薬局からは、子宝に恵まれやすくする基礎体温の月経周期に合わせて漢方薬の服用を変えていく南京の夏桂成先生式の月経周期療法をお勧めしました。
「子宮内膜症のチョコレート嚢胞」がある場合にも不妊症・周期療法有効です。
子宮内膜症は「生理の月経血の逃げ場がなくて卵巣が腫れてしまう」「チョコレート嚢胞が悪化すること」を予防するために、月経血をすっきりと排出させることが第一目標です。
中医学の漢方薬では、子宮内膜症は「離経の血」とも呼ぶくらい正常な本来の子宮以外での炎症と認識しています。
妊娠して子宝に恵まれた女性の画像
月経開始から卵胞期、排卵期、黄体期の高温期まで活血剤を全周期に集中させたり、月経時に活血化淤の漢方薬+補気薬(ほきやく)を一緒に併用したりします。
補気の漢方薬の使い方は月経痛、生理痛の漢方薬対策に、また月経期間の下痢や軟便対策にも役立ちます。子宮が古くなった月経血を押し出すことを助ける働きがあるからです。
気虚(ききょ)の疲れやすい、生理中に下痢や軟便、また排卵期には不正出血や通じに影響を受けやすい体質改善にも補気薬が役立ち、漢方薬での妊娠への体質改善の近道になります。
妊娠して子宝に恵まれました。
次に卵胞期は排卵までの準備期間になりますが、ここが基礎体温の月経周期療法で一番と重要視している期間です。
月経で血液を消耗しましたから、補血(ほけつ)で血(けつ)を補って同時に陰(いん)の水液のようなものも月経後は不足しがちですから補血と補陰(ほいん)が大切なポイントです。その結果、卵子の育ちがよくなり陰が成長していきます。
いわばお月様の時期になりますね。
補血のたとえばイスクラ婦宝当帰膠だけでは足りないときが多いので、補陰(ほいん)で卵子の質をあげつつ妊娠へ体づくりを備えていきます。
たとえば杞菊地黄丸や二至丹、亀鹿仙などもいい方法ですね!
排卵期にはスムーズに排卵となるように補陰と補血の土台のもとに、おりものが増えることを目安にして補陽(ほよう)と理気活血(りきかっけつ)を同時に使います。
参茸補血丸だったり参馬補腎丸、海馬補腎丸、至宝三鞭丸などに冠元顆粒なども良い方法です。 黄体期、高温期は補陽が大事です。いわばお日様でぽかぽかとお腹が温まることが必要です。
補陽をしっかりとすれば高温期(黄体期)は安定してくるだけでなく、妊娠、着床もしやすくなりますし、月経血は陰邪(いんじゃ)で重い性質があるのでその月経期の一歩手前の段階から補陽することはスムーズな月経血の排出、月経困難症、生理痛の緩和にとても役立ちます。黄体期の補陽の漢方薬は一石二鳥の働きがあります。
月経のときだけ月経痛、月経困難症対策をするのではなくてその前の一歩前から準備していきます。
高温期(黄体期)の補腎陽でお鍋の火の火力を強くすることが、そのままお腹を温めて子宮内膜症やチョコレート嚢胞の生理をスッキリさせることに役立つのです。
これらを月経期、卵胞期、排卵期、黄体期と4つのリズムを整えていく結果、陰平陽秘(いんへいようひ)になります。
帝内経素問にも書かれています。
女性は人生の大きなリズムの7の倍数で加齢していく理論に、同時に28日周期の小さなリズムも同時に整えていくことが子宮内膜症やチョコレート嚢胞などの難しい漢方薬相談でも妊娠、出産していく近道になります。
女性のための漢方レッスン
<妊娠した女性の画像>
子宮内膜症のチョコレート嚢胞の月経周期から不妊症の体質改善をする漢方
◎生理期のチョコレート嚢胞の漢方対策
「不要の子宮内膜と血液を排出する漢方薬」
◎卵胞期のチョコレート嚢胞の漢方対策
「子宮内膜と卵胞をつくる漢方薬」
◎排卵期のチョコレート嚢胞の漢方対策
「排卵を助け、卵子を子宮に運ぶ漢方薬」
◎黄体期のチョコレート嚢胞の漢方対策
「子宮内膜をさらに増殖して、高温を維持して、子宮内膜の中に新鮮な血液をたくさん集める漢方薬」
とくに「子宮内膜症」「チョコレート嚢胞」の漢方薬のご相談ですから、
◎生理期 「不要の内膜と血液を排出する漢方薬」を重要視して生理をスッキリ終わるようにしてもらいました。
この「子宮内膜症」「チョコレート嚢胞」の漢方薬を4ヶ月間服用したところで、めでたく「自然妊娠!」されましてB子さんも私どもも大いに喜んでいるところです。
漢方薬を服用してからは、すぐに手足がポカポカしてきたそうです。
まったく奇跡的な素晴らしい出来事の子宮内膜症、チョコレート嚢胞の漢方薬で自然妊娠の体験談でした。
妊娠した周期には「チョコレート嚢胞」でない反対側の左側の卵巣から、良い卵ができて、子宮内膜の状態もとても良かったのでしょう。
と、お医者さんに言われたそうです。
(病院では卵胞チェックだけで、誘発剤などは使用していませんでした)
月経周期療法では、低温期に活血化瘀(かっけつかお)で血行を良くしますが、高温期にも活血化瘀の駆瘀血剤を併用することにより、子宮内膜の状態が良くなり着床障害の改善につながり妊娠されることも多数経験しておりますので、高温期にも血行を促す方法、高温期の活血化瘀を今後とも重視していきたいと思っています。
<妊娠した女性の画像>
<2017年6月26日 仙台市からの中医学の漢方薬の研修の帰りに特急48ライナーでさくらんぼ東根市駅に帰ってきて徒歩で神町まで帰っていたところ、野川橋で感動的な風景を!>