「東北地方の天候は崩れがちで、雨が降るところが多いでしょう。
一部、山間部では雪のところもあるでしょう」
起床時のラジオに心の中では、「この時期に雪が降るなんて田舎だなあ」と思いながら、カーテンを開けた私の目の前には、空からの雪が飛び込んできたのでした。
唖然としながら、代々木公園・桜満開のニュース画像を眺めつつ、
窓の外では3月の季節外れの雪が降っています。
イルカさんの歌のような世界です。
さて、雪が止んだ午後に庭を見ていたら、
愛らしい猩々袴(しょうじょうばかま)の姿を発見です。
今年も登場ですぞ。
猩々袴、雪解けの大地に見参!
みなのもの、ひかえおろう。
猩々袴さまのお通りですぞ。
頭が高い、ひかえ~ ひかえ~
ふわりと空から待って来たかのような春の使者。
真っ赤に酔っ払った侍が紋付袴に、刀を携えている姿を思い浮かべるのです。
(「猩々袴(シウジョウバカマ)」もぜひお読みしてください)
福寿草も、雪露に濡れ、蕾は固く閉じたままです。
花冷えと言うよりも、寒の戻りといった言葉がふさわしい山形の一日でした。
みなさまも風邪などお召しにならぬよう、お気をつけください。