ブログ版土屋薬局 中国漢方通信

土屋薬局ブログ。薬剤師・不妊カウンセラーの土屋幸太郎がお届けします。私自身、不妊体験を経て、漢方療法の力で子供に恵まれました。その経験を活かし、皆さんに健康で幸せな家庭を築くお手伝いをしたいと思っています。薬局には女性薬剤師も在籍し、気軽にご相談いただけます。健康に関するお悩み、不妊治療、妊活相談、痛みやしびれに関する漢方相談など、お気軽にご連絡ください。お問い合わせやご予約は☎️ 0237470033までお願いします。一緒に幸せな未来を築きましょう。

卵子の質を上げる漢方薬…体外受精に再挑戦と思った矢先に自然妊娠!

こんばんわ。

薬剤師、不妊カウンセラーの土屋幸太郎です。

今の時期は、寒の戻りで寒くなることが多いですので、体調を崩さぬよう、お気をつけてください。

先日、ラジオを聞いていたところ、青森の下北半島のサルを観察している方のお話がありました。

弱ったサルは、この時期の寒の戻りで、体調を壊すことが多く、ほとんどは死んでしまうそうです。

自然界は厳しい掟があるのですね。

こんな時には病気になりやすいですから、みなさまの家族などの健康管理にも、ぜひお気をつけください。

さて、「今日の嬉しいお話」「不妊症の妊活、子宝の漢方相談」です。

1)Kさま

当店で漢方相談をしていたときのお子様が、もう2歳になられるそうです。

平成16年10月5日が初めての相談でした。

当時は、結婚3年。

Kさま 36歳。 ご主人 35歳。

検査して問題なし。

精神的なことがあると生理が遅れることがあるが、大体30~35日周期で生理が来ます。

一度だけ、タイミング療法をしたことがありますが、今は通院していません。

自然妊娠したいです。

基礎体温は2層になっていますが、ちょっとギザギザ。

夜は眠れます。夢は見ません。

当店からは、漢方を3種類お勧めしていましたが、翌年の平成17年5月9日には、

「妊娠した。5週目で胎嚢が見えました」

という嬉しい声をもらっていました。

その後、無事に出産され、これからの漢方相談では、ぜひ2人目をとのことで、再び漢方を頑張って服用していくそうです。

2)今年43歳になる方です。

昨年、平成19年6月から、ずっと当店の漢方を根気よくお続けになっていました。

年齢的にギリギリだと思い、その年の4月から病院で不妊治療を始めています。

子宮卵管造影検査ではとくに問題はなく、5月にはすぐに人工授精をしました。

これも駄目だったので、すぐに体外受精にステップアップとなりました。

昨年の10月には、以下のようなメールを頂いております。

質問ですが、私は10月で42歳になり、あと1回ぐらい体外受精をしてみようかと思ってはいるのですが、私の通っている病院東京の新宿にあるKクリニックは不妊治療で有名で遠くから通う人も多く、1回の治療でほぼ半日かかってしまい、私にはそれがかなりストレスになっていて、次はいつ行こうか迷ってしまうのです。高齢なので、本当は一日も早くいくべきなのですが、足がなかなか向きません。

体外受精をしている人はやはり漢方だけでは妊娠の可能性は少ないのでしょうか?

そちらのお客様でも体外受精の治療を休んでいるとき、漢方だけで妊娠された方はいらっしゃいますか?

当店からは、原則として3種類の漢方をお勧めしていました。

○養血調経(ようけつちょうけい)を多めにタップリと

○動物生薬配合の最高級の補腎薬(ほじんやく)

体外受精に優れた効き目の活血化淤(かっけつかお)薬

中医学ならではの、野球にたとえると、ストレートに切れがあり、スピードが速い処方のお勧めです。

体外受精3ヶ月前からでも間に合う処方でした。

卵子の質を上げる上げるお勧めの漢方を紹介してください」というリクエストもありましたが、まさにこの処方でした。

2回目の体外受精が残念な結果に終わり、体外受精はお金もかかるので、これで治療を止めようかとも思ったそうですが、あともう少しだけ頑張ることに決めたそうです。

その結果、今日の平成20年3月31日には、

「この度、なんと自然妊娠しました。

そろそろ体外受精に再挑戦と思った矢先で、本当にびっくりです。

5週目に入ったところで、このまま順調に育ってほしいです」

という嬉しいコメントを頂いております。

漢方薬は、同じものを引き続き服用してもらっています。

不妊カウンセラー養成講座では、聖路加の佐藤孝道先生からは、体外受精を待っている間の妊娠率が低いことを示唆するデータが発表されていますので、いかに難しいかが分かるのですが、この中医学の漢方の効き目が良かったんだなあと喜んでいるところです。

スタッフたちも、「良かったですね~」と喜んでおります。

切れの良い処方だったと思います。

このまま順調にいって頂きたいと切に願います。

春霞の月山

<2008年3月27日 「春霞の月山」>