こんばんわ、薬剤師、不妊カウンセラーの土屋幸太郎です。
今週に入りまして、世間は夏休みモードらしく、
来店されるお客様やお電話での問い合わせなどが多くなってきています。
通常、漢方薬は夏場は暑くなってくるので、暑さが厳しいときは─少なくとも今までの当店では─漢方相談が減ってくるものでした。
ところが今年は嬉しい誤算でフルに相談に応対する毎日です。
これからも頑張りますので、みなさま、よろしくお願い致します。
さて、今日は8月6日の広島に原爆が投下された日です。
先日、夕食後に散歩に出掛けました。
ちょうどその日は頭にポツリポツリと雨が降ってきたので、いつもは1時間コースで歩いているのを早めに切り上げて30分コースにして家に戻ってきたのでした。
いつもはあまりテレビを見ない私ですが、その晩はたまたま20時半にNHKハイビジョンをつけたら、「ヒロシマナガサキ」というドキュメンタリーの映画を放映していまして、一気に放送の渦、原爆の渦に引き込まれていきました。
記録映画に残された少年や原爆乙女としてアメリカに渡った方、長崎で被爆された方々などの証言やイラスト、そして残された記録映画に現在に至るまでも原爆の恐怖と後遺症に戦い、悩まされているその姿、生き残った後悔などをこの目で見まして、私も涙を流してしまいました。
「はだしのゲン」の作家・中沢さんも証言していました。
学生時代に夏の広島で原爆ドームを見た衝撃や、長崎を訪れたときに聞いた永井博士のこと、「はだしのゲン」を読んで大きなショックを受けた小学生時代など、さまざまな思いも立ち込めました。
学生時代の友人に、下関出身の友人もいたのですが、よく彼は言っていました。
「長崎の原爆は、本当は小倉に落ちるはずだった」
「したら、下関も破壊されていたから、きっと俺の親父は豊前田町で死んでいて、俺もこの世に生まれていなかったと思う」
ふーん、そうなんだ。
と山形出身の私は、神妙に学食などでその話を聞き入ったものでした。
いま、思います。
核兵器廃絶の平和な世界を。
先日の散歩中の頭に降った雨も私に「ヒロシマナガサキ」と引き合わせてくれましたので、「黒い雨」ではありませんが、何か示唆するようだと思っている今日この頃です。