おはようございます。
薬剤師、不妊カウンセラーの土屋幸太郎です。
昨日は、連休明けのせいでしょうか。
新規のお客様が3組来店されました。
最初のご相談は、県外から来店されたお客様で、耳鳴り、耳が聞こえづらいとのご相談でした。
お客様から「私の症状、辛さが分かりますか?」との問いがありましたので、即座に「はい、分かります!私は先日に旅行の途中で『潜水服は蝶の夢を見る』を半年かかりましたが読破しました。フランスの世界的な雑誌「ELLE」の編集長だった、ジャン=ドミニック・ボービーはある日突然の脳幹の脳卒中になり、手足や体全身が麻痺してしまうロックト・インシンドロームに罹ってしまいました。意思の伝達は、左目の瞬きだけです。その本日は、20万回の瞬きで書かれたものです。ジャン=ドミニック・ボービーさんは、まるで潜水服に包まれているかのような生活を過ごしたのですが、その著作の最後のほうに、だんだんと耳も聞こえなくなってきて、周囲の音が激しくうるさく聞こえることが記述されていました。だから私は、あなたの辛さ、悲しみが分かります」と答えました。
「毎朝、耳の症状が変わってくる。耳の中に水が入っていて抜けない感じ、または耳鳴り、音がうるさく感じだったり閉塞感も辛い」ということで、しっかりとした漢方相談を1時間半くらいしまして、お客様も納得のうえで喜んで帰っていかれました。
その後に、20代の若きお友達同士のご相談でした。
だるい、疲れやすいといったご相談で、生理のリズムを整えて、体の元気を作っていく漢方をお勧めしました。
最後は、夕方18時ごろから県外のお客様がカップルで来店されました。
山形県東根市神町の土屋薬局では日頃から不妊症の子宝の漢方相談が数多く寄せられています。
多くのお客さまに喜んでいただいています。
病院での不妊治療がうまくいかないことで西洋医学一辺倒から東洋医学、不妊症への漢方パワーを期待されるお客さまが増えてきました。
「体外受精もしているが、なかなか卵も採卵できないので、漢方でしっかりとした体作りをしていきたい」というご相談でした。
日頃から東根に買い物に来ているそうで、非常に和やかな、初対面とは思えない漢方相談となり、お役に立てて良かったなあと思いました。
さて、そして20時からはテレビ電話での勉強会がありました。
タフな一日です。
メモ書きから。
夜勤する人→BBTが高くなりやすい。
陰と陽のバランスが崩れるから。
陰の成長、卵胞の育ちが悪くなる。
エストロゲンが少なくなる、おりものも減る。
低温期が高いことは、クロミッドを使っている影響か?または夜勤も関係しているか?
夜勤や睡眠不足は、陰(いん)が消耗されやすい生活スタイル。
…
PCO(多嚢胞)とPCOS(多嚢胞性卵巣症候群)の違いは?
○PCO 卵巣の中に5~6個の卵が見える。
40代の人にも見られる状態。
○PCOS 卵巣の中に12個以上卵胞が見える。
または症候群であるから、LHが高い、男性ホルモン↑、原発性のもの、20~30代前半に多い。
○PCOS
1)陰虚火旺(いんきょかおう)タイプ 男性ホルモンが高い、痩せている、毛深い
2)気虚痰湿(ききょたんしつ)タイプ 肥満
以上です。
22時頃にテレビ電話の勉強会が終わり、私もそのまましばらくして「陰を消耗しないように、早く寝よう」と思いまして夢の中に突入しました。夜の幕がいつの間にか落ちてきたのでした。
<2008年9月13日 積丹半島「岬の湯」から 日本海展望>