ブログ版土屋薬局 中国漢方通信

土屋薬局ブログ。薬剤師・不妊カウンセラーの土屋幸太郎がお届けします。私自身、不妊体験を経て、漢方療法の力で子供に恵まれました。その経験を活かし、皆さんに健康で幸せな家庭を築くお手伝いをしたいと思っています。薬局には女性薬剤師も在籍し、気軽にご相談いただけます。健康に関するお悩み、不妊治療、妊活相談、痛みやしびれに関する漢方相談など、お気軽にご連絡ください。お問い合わせやご予約は☎️ 0237470033までお願いします。一緒に幸せな未来を築きましょう。

多嚢胞性卵巣でニキビもキレイになりトントン拍子で妊娠です。

昨日は1名のお客様の妊娠報告がございました。

今年の令和5年3月29日からのご相談です。

20代女性で若いかたです。多嚢胞性卵巣症候群です。

卵管は通っているそうです。

 

ニキビもあって皮膚科で治療されています。

学生のときから2ヶ月に1回の生理、社会人になってから半年間生理がこなかったことがありました。ヤーズを服用していました。

ヤーズは昨年の7月まで服用していました。

3月14日にプラノバール10日間服用して生理が来てから通院します。

 

【土屋幸太郎の中医学教室】

 

多嚢胞性卵巣症候群の場合には、初潮が遅いなどの腎虚があり、同時にニキビもある場合があって、これは男性ホルモンが高い、LHなどが高いなどの「陽熱(ようね)」が関連しています。

口のまわりや頬などのフェイスラインのニキビも、陽熱亢盛と男性ホルモンに、それに肝鬱化火(かんうつかか)のストレスや長期におよぶ悩みのこと、イライラなども関係しやすいです。

 

肝鬱化火のほうは、肝の経絡が関係しているので、母乳が漏れやすいなどの、高プロラクチン血症に関連する場合もあります。

 

それに同時に発生している体にとって不要なもの、痰湿(たんしつ)と瘀血(おけつ)の2つをサッパリとさせることが大切です。

痰湿のほうは、たくさんの小さい卵胞がみえること、下り物が多いこと、肥満なことを表します。

瘀血とは、不正出血、無排卵、排卵障害のことです。

 

中医婦人科では、補うことと去邪することの2つのバランスが大切ですが。今回のお客様は20代でお若いので去邪で邪気(じゃき)を追い出すことをメインにしました。

 

3月29日の初めての漢方相談→4月14日 漢方はまだ効き目がわからないけど、続けてみます。

 

→5月1日 ニキビがきれいになりました!効き目があるので自信をもって続けてみます。

 

→5月17日 お肌はニキビができなくなりました。卵巣ドリリングの手術を先日、勧められて悩んでいます。

 

→6月5日 漢方薬は3種類で同じ処方です。

 

→6月12日 陽性がでています。

 

ということでトントン拍子の経過報告でした。

 

20代のかたには漢方の効き目が早いと思います。

生理不順や妊活、子宝相談などでお悩みの場合にはご相談ください、