昨日は1名のお客様の妊娠報告がございました。
今年の令和5年3月29日からのご相談です。
20代女性で若いかたです。多嚢胞性卵巣症候群です。
卵管は通っているそうです。
ニキビもあって皮膚科で治療されています。
学生のときから2ヶ月に1回の生理、社会人になってから半年間生理がこなかったことがありました。ヤーズを服用していました。
ヤーズは昨年の7月まで服用していました。
3月14日にプラノバール10日間服用して生理が来てから通院します。
【土屋幸太郎の中医学教室】
多嚢胞性卵巣症候群の場合には、初潮が遅いなどの腎虚があり、同時にニキビもある場合があって、これは男性ホルモンが高い、LHなどが高いなどの「陽熱(ようね)」が関連しています。
口のまわりや頬などのフェイスラインのニキビも、陽熱亢盛と男性ホルモンに、それに肝鬱化火(かんうつかか)のストレスや長期におよぶ悩みのこと、イライラなども関係しやすいです。
肝鬱化火のほうは、肝の経絡が関係しているので、母乳が漏れやすいなどの、高プロラクチン血症に関連する場合もあります。
それに同時に発生している体にとって不要なもの、痰湿(たんしつ)と瘀血(おけつ)の2つをサッパリとさせることが大切です。
痰湿のほうは、たくさんの小さい卵胞がみえること、下り物が多いこと、肥満なことを表します。
瘀血とは、不正出血、無排卵、排卵障害のことです。
中医婦人科では、補うことと去邪することの2つのバランスが大切ですが。今回のお客様は20代でお若いので去邪で邪気(じゃき)を追い出すことをメインにしました。
3月29日の初めての漢方相談→4月14日 漢方はまだ効き目がわからないけど、続けてみます。
→5月1日 ニキビがきれいになりました!効き目があるので自信をもって続けてみます。
→5月17日 お肌はニキビができなくなりました。卵巣ドリリングの手術を先日、勧められて悩んでいます。
→6月5日 漢方薬は3種類で同じ処方です。
→6月12日 陽性がでています。
ということでトントン拍子の経過報告でした。
20代のかたには漢方の効き目が早いと思います。
生理不順や妊活、子宝相談などでお悩みの場合にはご相談ください、