土屋薬局ブログ|子宝相談、痛みしびれ、気になる不調

土屋薬局ブログ。薬剤師・不妊カウンセラーの土屋幸太郎がお届けします。私自身、不妊体験を経て、漢方療法の力で子供に恵まれました。その経験を活かし、皆さんに健康で幸せな家庭を築くお手伝いをしたいと思っています。薬局には女性薬剤師も在籍し、気軽にご相談いただけます。健康に関するお悩み、不妊治療、妊活相談、痛みやしびれに関する漢方相談など、お気軽にご連絡ください。お問い合わせやご予約は☎️ 0237470033までお願いします。一緒に幸せな未来を築きましょう。

NPO法人日本不妊カウンセリング学会第9回学術集会に参加してきました。

こんにちは!

薬剤師、不妊カウンセラーの土屋幸太郎です。

無事に本日2010年6月4日NPO法人日本不妊カウンセリング学会第9回学術集会を終えました。

月が空に張り付き、東京タワ...
月が空に張り付き、東京タワ... posted by (C)tutiyak

今日の不妊カウンセリング学...
今日の不妊カウンセリング学... posted by (C)tutiyak

NPO法人日本不妊カウンセリング学会第9回学術集会

性・いのち・治療終期の意識

A01 受精卵から始める「いのちの教育」を行って

~次世代を担う中学生の感想から考えること~

国家公務員共済組合連合浜の町病院

A02 不妊に関わる不安を抱えた女子大学生の産婦人科受診に対する葛藤

徳島大学医学部保健学科看護学専攻、徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部

A03 不妊治療経験者の治療終結期の心理─治療終結後に養親になった女性達の語りから─

法政大学大学院 人間社会研究科 臨床心理学専攻 

A04 「卒院メッセージ」から

~妊娠された患者さまが治療中の患者さまに伝えたいこと~

岡山二人クリニック

A05 卒業するということ

プラスハート、プラス会スタッフ

不妊症患者のストレス・不安とその支援

A06 通院されているカップルの意識調査~通院状況とストレスとの関係~

亀田総合病院

A07 体外受精胚移植終期における心理ストレスの周期的変動や患者背景についての検討

名古屋大学大学院医学研究科 産婦人科

トヨタ記念病院不妊センター

A08 不育症の抑うつ傾向と顕在性不安の検討:K6、MASを使用して

岡山大学大学院保健学研究科、岡山県不妊専門相談センター「不妊・不育とこころの相談室」、岡山大学病院産科婦人科

A09 不妊治療を受けている患者のストレスと看護者に求める支援について

キネマアートクリニック

A10 不妊治療後妊婦への妊娠適応支援プログラムによる介入前後の不安を分析して

北里大学病院看護部産婦人科外来、北里大学看護学部

ARTと遺伝情報、Sexless,症例報告

A11 セックスレス傾向と不妊治療に関する予備的検討

豊橋市民病院総合生殖医療センター

A12 逆行性射精障害患者のカウンセリング─膀胱洗浄後の回収精液にて人工授精で妊娠─

横田マタニティーホスピタル 生殖医療婦人科

A13 ART妊娠症例の治療経過から得られた妊娠率の提案

吉田レディースクリニック生殖医療IVFセンター

A14  PGDを実施した相互転座を伴う習慣流産患者2例

英ウイメンズクリニック、兵庫医科大学産科婦人科

A15 がん患者の配偶子・接合子の保存に年齢制限は必要か?

聖路加国際病院 女性総合診療部・生殖医療センター

教育講演 「危機から創造へ」

会長講演 「生殖性(genarativity)を意識した次世代健康教育の提案」

シンポジウム

不妊カウンセラー・体外受精コーディネーターが目指すもの」

NPO法人不妊カウンセリング学会会長 佐藤孝道

体外受精コーディネーターの将来と役割」

いわき婦人科

漢方の視点から見た不妊カウンセリングの役割と到達点

イスクラ産業  陳志清

講演では、精神科医の平山正実先生の「危機から創造への転機」が心に残りました。

その中の一説は「価値転換論(B) 人間の心身は、病んだり障害をもつとしてもその人中核的位置を占める人格つまり、スピリチュアリティ(精神性)は病んではいない。このスピリテュアリティな部分に働きかけることにより人格の成熟を促し、そこで障害や危機の受容のあり方を探る。 デンポー(1956)、ライト(1960) スピリテュアリティこそ普遍的価値であるとする。人格の部分への価値の転換の重要性」

心に染み入る講演でした。

シンポジウムでは、イスクラ産業の陳先生の講演もあって、漢方の視点からの講演でした。

1:漢方的な生活指導

1)十分な睡眠

2)バランスのとれた食事

3)体を冷やさない

4)適度な運動

5)ストレスの発散

2:高度不妊治療を受ける場合

1)体調と心身の状態を整える

2)副作用を軽減する

3)成功率を高める

たとえば、情緒の不安定、肩こり、頭痛、腹張腹痛、および排卵誘発剤による基礎体温の上昇、おりものの減少、体のほてりなど。

また、着床ができない、過剰刺激に対する卵巣の反応が悪い、ホルモン剤の副作用で体調が崩れて不妊治療が継続できなくなるなど。

3:心身のケアーに用いる漢方

「心身一如」

○精神状態の改善には、気の巡りを良くする漢方薬

○体のバランスを取り戻す漢方薬

○カウンセリングの併用、養生指導

など、とても参考になり大いに刺激になりました。

明日からの二日間は、不妊カウンセラー、体外受精コーディネーター養成講座に参加して、新しい知識を学んでいきたいです。