こんにちは。
土屋です。
本日2回目の更新です。
電話が鳴って前回、坐骨神経痛の漢方相談で購入されたお客様から「あの坐骨神経痛の痛み、しびれに効き目ルのある漢方薬を服用するとお小水の量が増えました。」
ということでした。
坐骨神経痛で神経ブロックをしても鎮痛剤を服用しても効き目がないとのことで、当店の漢方をお勧めした結果、非常に良い反応となったようです。
「風寒湿(ふうかんしつ)の邪気が体を侵襲すると、気血(きけつ)や経絡の流れが阻滞します。通じざればすなわち痛むですから、お小水が出る事は体の風寒湿が流れでていることなので漢方医学的に良い反応です」と説明させて頂きました。
漢方薬を服用してから足腰の症状は10日過ぎてまだあまり変化ないけど、肩甲骨の痛みは解消したそうです。
久々に感激しました。
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<漢方的に肩甲骨の痛みが軽減された理由を考察してみました>
肩甲骨の痛みがあるときにお小水の出が良くなると、不思議と調子が良くなり、痛み、しびれが軽減していくことがあるようです。
体のバランスが整ってきます。
風や寒さ、湿気など外因が痛みやしびれの原因のときには、漢方によってお小水から体の痛みのもとを取り去るケースがあります。
漢方医学の不思議なところです。
漢方医学的に言えば、風寒湿に襲われて五臓の「肺」が閉じて気血の巡りが悪くなっているところを、去風散寒除湿をすれば「肺」が開くので、やかんの穴または急須の穴のように空気の出入りが良くなり、お小水の出が良くなり、体のむくみが解消されていきます。
その結果、余計な水毒が無くなれば、経絡や気血のめぐりがスムーズになりますので、肩甲骨の痛みの症状改善に非常に役立ちます。
<2010年10月11日 山形市 蔵王とコスモス>