私は日本不妊カウンセリング学会が主催する不妊カウンセラーの試験に2007年3月26日に合格しまして、昨年に5年後の更新審査もとおり、日頃は薬局の店頭で不妊カウンセラーの資格を持つ薬剤師として漢方相談にあたっています。
店頭ではとくにカップルで来店されたお客様には、不妊カウンセリング学会での資料などをもとに、たとえば「不妊カップルにお勧めする生活習慣」など身近な話題も提供させて頂いています。
さて、今年も平成25年6月1日、2日(土日)と参加してきました。
<2013年6月1日(土) 東京虎ノ門 ニッショーホール>
<東京虎ノ門はアジサイが綺麗な季節でした>
勉強してきたおもな内容は以下のようになります。
2013年6月1日(土)13:25~6月2日(日)14:20
「遺伝カウンセリング-不妊治療の現場から」
木場公園クリニック 遺伝カウンセラー 田村智英子先生
「カウンセリングを一から学ぶ(1)~リスニング(傾聴)の基礎知識~」
赤城恵子先生
「AIDを選択するカップルとともに考える」
城西国際大学看護学部 清水清美先生
「泌尿器科からみた男性不妊の悩み」
京都大学大学院医学研究科泌尿器科 西山博之先生
「グラフィックを利用したインフォームドコンセントの実際
その3 -明快な説明と回答の実際-」
国際医療技術研究所 IMT 荒木重雄先生
…
2日目2013年6月2日(日)9:30-14:00
「研究の重要性―研究計画の立て方と倫理的配慮」
大阪大学大学院医学系研究科 大橋一友先生
「我が国のARTの現状と課題」
国立成育医療研究センター 齊藤英和先生
「鍼灸の考え方と実際」
アキュラ鍼灸院 徐 大兼先生
「カップルのセックスと不妊-今、何が問題か」
国立病院機構 千葉医療センター 産婦人科
大川玲子先生
いろいろ多岐にわたる内容で示唆に富んだ二日間でした。
アメリカでは体外受精を行う施設が400に対して、日本では600もあり、人口の比率からいうとすごく多いこと。
いまは36人に1人が体外受精で生まれているから、クラスに1人はARTで生まれた子供がいることになる。
体外受精でのデータでは、高齢不妊症。
40歳では7%の赤ちゃんが生まれること、44歳では1%だから100回体外受精をやって3000万円かけて1人の子供が出産できること。(体外受精1回30万円として計算すると)
「本来は子供ができることは無料のはずだから、それは経済的にどういうものか」など深く考えさせられました。
当店は40代のかたのご懐妊、ご出産のケースをしばし体験しているのですが、お肌が綺麗で髪の毛もフサフサしていて若々しい方、健康的な色気を持った方が良い結果につながるようです。
漢方では健康な体づくり、気血(きけつ)や腎精(じんせい)など足りないものを補い、淤血(おけつ)は解消して卵巣の血流を良くするなどお客様のお役立ちになるように今後とも真摯に漢方相談していきたいです。
平成25年6月4日(月) 山形はさくらんぼの実が大きくなってきました。
高齢不妊と漢方、妊娠、出産について
不妊漢方早わかり/子宝漢方のツボ/山形仙台
体外受精と漢方併用。結婚12年初めて妊娠しました!
こちらのコラム等も参考になりましたら、幸いです。
薬剤師、国際中医専門員A級、不妊カウンセラー 土屋幸太郎
<2013年6月3日 妻も途中から合流しました。会場に向かう途中に素敵な坂道がありました。江戸情緒です>
<江戸を感じた後はスウェーデン大使館です。緑が綺麗でした>
<スペイン大使館もあって感激でした。このあたりは江戸時代は大きな大名屋敷があったのだと推測されます。この後はホテルオークラ横の大きな坂道をこれも江戸を感じながら会場の虎ノ門ニッショーホールを目指します>