中医不妊症お茶の間講座10周年記念のスクーリング二日目の模様です。
昨日にアップした「中医不妊症お茶の間講座のスクーリングに参加してきました。「今までの10年、そして今後の10年」の続きです。
そのなかでまずは前回のコラムの補足です。
私がグループミーティングで不妊症部会の漢方の先生方の話を聞いて勉強になったこと
<生理のときの漢方の使い分けについて>
生理のネバネバ→弓帰調血飲第一加減(活血除湿)
生理痛→爽月宝
ぐちゃぐちゃしている感じ→水快宝
…
<POF 早発閉経のお客様への漢方相談の心構え>
原子卵胞から卵胞に育つまで210日かかる
約7ヶ月の準備期間
半年で体力作り
↓
ゴールを決めてあげると漢方が続きやすい
無排卵のかたの病院の治療法は、3ヶ月に1回黄体ホルモンで生理を起こすといい。
ピルは避けたほうがいい
↓
良くなるとおりものが増えて出血するようになる。
…
各班のミーティングのまとめを聞いて、勉強になってノートにまとめたこと
<A班から>
○習慣流産への漢方対策
帰○湯と双料参○丸で保胎、安胎のダブルロック
流産のダブルロック
帰○湯は補気固摂、1日2包
双料参○丸は蛤蚧、つまりヤモリの尻尾が入っていて納気作用に優れている
腎気を収める
できれば双料参○丸は5ヶ月まで服用を続けていたほうがいい
○PCOS 28歳の女性 BMI26
シベリア○芝+水快宝
インスリン抵抗性の改善、生活習慣の改善も大切
…
<B班から>
無月経には、花膠を主薬にした香港漢方が最高。マカも入っている
9回流産したけど諦めず。心が折れずに漢方も上手に取り入れながら出産した人がいます。
…
さて2013年8月25日の二日目の中医不妊症お茶の間講座10周年記念のスクーリングの模様です。
<2013年8月25日 東京銀座フェニックスホール>
佐藤孝道先生の婦人科医の視点から不妊症の最新知識を学びました。
午前中が終わると昼休みがあり
妻と一緒にランチに銀座の歩行者天国を闊歩して束の間の休憩時間を楽しみ
午後からは期待していた南京中医薬大学 教授の談勇先生の不妊症周期療法、周期調整法の実践応用を聞く滅多にないチャンスに心をときめかせ
一生懸命に勉強しました。
中国の南京の夏桂成先生の教室の教授の先生ですから本場の周期療法の神髄を4つの周期に分けて学習です。
もっと詳しく述べると7周期の新理論になるそうです。
また夏桂成先生の長年の臨床による不妊症症例における中医弁証分析では、
「腎虚陰不足、心肝気鬱、腎虚陽も不足、痰湿、淤血」などのタイプに分かれたこともとても参考になりました。
前夜の中医不妊症お茶の間講座で、ちょうど談勇先生の後ろの席のテーブルでしたので勇気を振り絞ってサインをしてもらったことも一生の宝物です。
南京の夏桂成の不妊症周期療法の著作です。
談勇先生も書かれているのですが、
このように有難いことにサインを頂きました。
「土屋幸太郎先生
漢方薬に習に対して頑張りましょう。 談勇 2013・8-24 於東京」
ちなみに談勇先生からは「この本は難しいと思いますがどのくらい分かりますか?」と聞かれまして「6~7割ぐらい理解できています」とお答えしました。
よく生理痛に琥珀を使うのはどうしてですか?とお聞きしたところ琥珀には 1)活血作用があること 2)脳のストレスをとること(心に効く) などがあるから生理痛の緩和に応用されるそうです。
まさに、あまちゃん風にいえば「じぇじぇじぇ」の「じぇ」が3つ状態でした。(笑)
最後に全国の有名な漢方薬局の先生方の心構え、体験談を聞いて大変に勉強になり、会場からまた銀座の街を散策を楽しみながら歩いて東京駅から山形への帰路につきました。
最近、日大山形のピッチャー庄司くんの「リリースポイントが甲子園でつかめました」ではないですけど、私も中医周期療法のコツがつかめてきました!
急にぐんぐんと伸びてきた感じです。
どうすれば不妊治療に悩んでいるお客様、病院の治療がうまくいかない方に喜んでもらえるようになるかの、基礎体温表の見方しかり、いろいろです。
今後とも頑張っていきたいです。
帰りに大丸でアイスクリーム食べました。
超美味しかったです。