ブログ版土屋薬局 中国漢方通信

土屋薬局ブログ。薬剤師・不妊カウンセラーの土屋幸太郎がお届けします。私自身、不妊体験を経て、漢方療法の力で子供に恵まれました。その経験を活かし、皆さんに健康で幸せな家庭を築くお手伝いをしたいと思っています。薬局には女性薬剤師も在籍し、気軽にご相談いただけます。健康に関するお悩み、不妊治療、妊活相談、痛みやしびれに関する漢方相談など、お気軽にご連絡ください。お問い合わせやご予約は☎️ 0237470033までお願いします。一緒に幸せな未来を築きましょう。

ダイエットの漢方スタイル|漢方で痩せて綺麗に健康に!

ダイエットの基本ライフスタイル20か条…体質別の漢方薬

 

漢方薬学ダイエットシステムの紹介


肥満の本当の意味 

肥満とは、体に余分な体脂肪が付いてしまった状態を指します。体重が多くとも、筋肉質で体脂肪率が低ければ、肥満とは言いません。(全盛期の千代の富士を思い出してください)逆に、標準体重内でも、体脂肪が高い人は肥満となります。
最近、見た目にはほっそりと痩せているのに、体脂肪が多く、肥満と判定される人も増えてきています。「隠れ肥満」といい、若い女性に多く見受けられます。

ダイエットの目標は、体脂肪だけを落として、筋肉は落とさないようにすることです。肥満の判定には、体格指数であるBMI(ボディ・マス・インデックス)法が国際的に使用されています。
日本肥満学会では、BMI22の体重がもっとも理想的であるとし BMI20~24が許容範囲であるとしています。

しかし、BMIにも欠点がありまして、体重と身長のみで判定しますので、体脂肪量が反映されていないのです。
ですから、現在では体脂肪率BMIを組み合わせて肥満度を判定することがもっとも望ましいとされています。

 

もっと食べたーい!

もっと食べたーい!

 

 

厳密なカロリー計算でもリバウンド
ダイエットが難しい理由の一つに、 一旦痩せても元に戻ってしまったり、以前よりも返って太ってしまう、リバウンドが挙げられます。リバウンドの怖さは、痩せる太るを繰り返すほど、 太りやすく痩せにくい体質を 作り出すことにあります。 

いわゆる「ヨーヨー現象」です。
間違ったダイエット法を繰り返しますと、脂肪はほとんど落ちないまま、筋肉だけが減っていきます。
そして、リバウンドすると、筋肉が減ったところに、体脂肪だけが増えてしまいますから、ブヨブヨの「ヨーヨー現象」となる分けです。
ダイエット前と同じ体重だから、まだ安心と思ってはいけません。
体の中身の成分が変わってしまっています。つまり、体脂肪が増えて、大切な「筋肉」が無くなっているのです。 

筋肉が減っていれば、基礎代謝の熱量も少なくなりますから、 悪循環の連鎖が続くことになります。

 

太った理由の一つは栄養失調

 なぜ、ダイエットには挫折やリバウンドがつきものなのでしょうか?
太った原因として、食べ過ぎ、カロリー摂取過剰、甘いものの取り過ぎ、飲酒、過食、夜食、外食などが挙げられます。
単純に考えますとカロリーオーバーで、 「消費カロリーよりも、摂取カロリーが多かったから」ということになりますが、 もう一つ大きな理由があります。 

それは、以外にも栄養失調なのです。
カロリーは十分過ぎるのに、ビタミン・ミネラルなどの必須栄養素が不足しているのです。栄養失調は、脳の食欲中枢を狂わせます。
食事の満足感がなくなり、過食しやすくなるために、ますます太るという悪循環に陥るのです。

多くの人が挑戦するダイエットは、「食べない、食べる量を減らす、穀類・油制限、低カロリー食品、単品ダイエット…」
共通していることは、食事制限ばかりです。
カロリーを減らすことばかりに重点を置いて、 脳の栄養失調を解消することはあまり考慮されていません。

 


減食してもやせない 

食欲中枢が狂う以外にも、栄養失調はダイエットの大敵となります。栄養失調だと、炭水化物、脂肪、たんぱく質が熱になって燃える際に必要な微量栄養素(ビタミン・ミネラル)が不足します。エネルギー代謝効率が悪くなるので、効率的に痩せません。
また、「飢餓」に対する防御システムである、ホメオシスタスが強力に働きます。
①エネルギーの吸収率をアップさせ、②体の消費エネルギーを節約することで、 一定の体重、体脂肪を保つように働いてしまうのです。
食べる量を減らしても、思うようにやせない理由がここにあります。

 

もっと食べたーい!

もっと食べたーい

 

ダイエットの挫折は、意思が弱いからではない
「絶対に間食をしてはいけない」 「ケーキを食べてはいけない」などタブーがばかりのダイエット。

ダイエットは、食べたいものを我慢するものであり、空腹との戦いだと思っている人が多いようです。そして、ダイエットは意思の力を使ってやるものなので、ダイエットの失敗は、意思が弱いからと言われます。
意思の力が続く限り、食べ物からの誘惑に耐えられますが、意思の力が薄れたときには、過食してしまいます。
また、無理なダイエットではストレスになり、ストレスは逆に食べすぎを招きます。

 

カロリー計算は不要!

以上のことから、ダイエットを成功させる必須条件は、


①意思の力を使わないで食欲を満足させるダイエット

②体に必要な栄養素を満たすダイエット

 

ということになります。基本は、「食べる」こと。 

カロリーを減らすことでも、食べる量を減らすことでもありません。
しっかりと食べて体にとって必要な栄養素を満たすことで、食欲中枢が正常に働くようにすることが大切なのです。

 

美しく痩せる!

健康に美しく痩せる!

 

ダイエットの目的


①健康的に美しくやせる
やせるためのダイエットではなくて、積極的に健康な体をつくるためのダイエット。 

ダイエットすることで、便秘や生理不順、肩こり、疲れやすい、肌荒れといった不調を解消し、より美しくなることを目指します。


②体脂肪だけを落とす
体重を落とすことが目的ではありません。

 体脂肪を落とすためのダイエットをしましょう。


③快適な体重(体脂肪)をキープする
リバウンドを防ぐダイエット。

 ダイエットの目的は一次的にやせることではありません。 

理想の体型をずっと維持してこそ「ダイエット」に成功したと言えます。

 

 

太る原因を見つけ、解決する
ダイエットを成功させる最大の秘訣は、「太る原因」を見つけ、解決していくことです。


「太る原因」を解決することなく、ただ体重を減らすだけの方法では、リバウンドをしやすくなります。「太る原因」は、人それぞれに異なります。 

食事、運動、休養、性格、体格、体質などが影響しています。 

「ダイエット成功のためのライフスタイル」は、「太る原因」の中でも、肥満者に共通の部分、多くの人にみられる要因を ピックアップし、解決するための提案です。

 
以下↓の「やせるための基本ライフスタイル20か条」は、
実行しますとダイエットにとても効果があります。
どうぞ参考にしてくださいね。

 

太った

太ちゃった!

 

やせるための基本ライフスタイル20か条

 

1) ご飯(主食)をしっかりと食べる。
2) 主食は玄米、分つき米、胚芽米、ライ麦パン、そばなど(精製度の低い穀類)を食べる。
3) おめざめ食に果物を食べる。
4) 昼食または夕食前に、野菜ジュースを飲む。
5) 1日3皿以上、野菜料理を食べる。
6 )海藻、きのこ、こんにゃくを毎日たっぷりと食べる
7 )1日1回、ご飯+味噌汁+大豆+漬物の組み合わせで食べる。
8) 魚料理を週に4回以上食べる。
9) 調理にはオリーブオイル、キャノーラ油を使う。
10) お菓子は量を決めてデザートとして食べる。
11) カロリーある飲み物は、飲まない。
12 )食材は旬のもの、調味料は良質のものを使う。
13) 家の中で食事をする場所を1ヶ所に決める。
14 )食べるときに集中する。
15) 一口ごとに20回噛む。
16 )噛んでいる間は箸を置く。
17) 寝る3時間前には食べない。
18) 20分間続けてウオーキングする(週に3回以上)
19) 寝る前に筋力トレーニングとストレッチする。
20) 1日1回リラックスタイムを設ける。


1~12 食事について
13~16 食事の作法
17~20 生活習慣

 

土屋薬局では、お客様の「一人一人」の体質に合わせたダイエット方法を提案しています。 漢方医学ダイエットシステムで用いる漢方薬、ハーブ類の例

 

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あっ、痩せたいわ!

 

気虚タイプの体質改善に 

イスクラ健胃顆粒、補中丸、牛車腎気丸、参馬補腎丸、シベリア霊芝茶、西洋人参茶

 

気滞タイプの体質改善に 

イスクラ逍遙丸、開気丸、シベリア人参茶

 

湿熱タイプの体質改善に 

イスクラ温胆湯、瀉火利湿顆粒、勝湿顆粒、晶三仙、五行草

 

瘀血タイプの体質改善に 

イスクラ冠元顆粒、田七人参茶

 

サプリメントとして脳の満足のために 

イーパオ(食用アリ製剤)、紅沙棘(脂溶性ビタミン剤)、水溶性ビタミン剤(心沙棘)

ダイエット茶 三爽茶 ◯体脂肪 ◯サイズ ◯体重コントールに 

食事、運動  ◯体重より体脂肪 ◯カロリーより栄養バランス 

健康を手に入れて維持していく

  

太ってしまいました

太ってしまいました。どうしよう。。

 

とってもためになる!漢方薬セミナー


漢方薬学ダイエットの基本は、気・血・水のバランス】の巻


漢方薬学ダイエットNO1

 

「ダイエットを始めても長続きしない」「リバンドしてしまった」
そんな経験はありませんか?
肥満は女性だけでなく、男性にとっても、生活習慣病の引き金になる要素です。

 太る原因や効果的なダイエット法は、その人の体質で変わってきます。
今号から5回にわたり、個々の体質を考慮した健康的な方法を紹介致します。


◇あなたのダイエット法は大丈夫ですか?


体質に合わないダイエットが失敗の原因

 

女性なら誰でも一度はダイエットの経験があると思いますが、あなたがダイエットをしようと思った理由は何ですか。
「太ったと言われたから」

「スカートのウエストがきつくなってきたから」
「健康診断の結果を見て」など、理由はそれぞれだと思いますが、では、どんなダイエットをしていますか。 

「食事を1回抜いている」
「ジョギングを始めた」
「お酒をやめた」


なるほど。

 でも、続いていますか。 

努力のわりに思ったような効果が得られなかったり、生理不順や体のだるさなど体調を崩したり、ストレスがたまっていませんか?

さまざまなダイエット法にチャレンジしたのに、効果が出なかったり、長続きしない人が多いのはなぜでしょうか?

 

答えは簡単です。
その方法が「自分の体質に合っていなかったから」です。 

世の中には、実にさまざまなダイエット法がありますが、自分の体質に合ったダイエットでなければ、必ずどこかに無理が生じて、生理不順やだるさの原因になったり、リバンドにつながったりするのです。同じダイエット法を実践しているのに、人によって効果があったり、なかったりするのは、体質の違いによるもの。


例えば、一口にカゼとっても、寒気がする風寒型の青いカゼと、熱っぽい風熱型の赤いカゼでは、症状も処方も全く違ってくるように、その人の体質に合った方法をとらないと、努力しても、効果がないばかりか、逆効果でかえって太ってしまったり、心身ともに体調を崩してしまいかねません。


今回ご紹介する漢方薬学ダイエットは、「面倒なカロリー計算不要・食事制限なし・運動は人それぞれ・期限なし」という方法です。

「そんなことで本当にダイエットできるの?」という声が聞こえてきそうですが、中医ダイエットの目的はあくまでも「健康美」。ダイエットには成功したものの、ガリガリに痩せて肌もカサカサ、顔色も悪い、生理不順になった、そんなダイエットを目指しますか?
気になるお腹が引き締まって顔色もイキイキ、肌もツヤツヤというダイエットを目指すなら、是非、漢方薬学ダイエットを一緒に勉強していきましょう!

 

痩せたーい

ダイエットしたい!痩せて服を着たい!



◇「太りやすい体質」を改善しながら心身のバランスを整える漢方薬学ダイエット

漢方薬学ダイエットは「体質」が基本です。

体質は、千差万別で、人それぞれです。 

自分の体質が分かれば、太った原因もはっきりしてきます。
そこで初めて、自分に合ったオーダーメイドの「太りにくくなる方法」が分かってくるのです。
漢方薬学ダイエットは、中国伝統医学である中医学をベースに、最新のホリスティック栄養学の考え方を取り入れた方法です。

ホリスティック栄養学とは、単に栄養学的な見地からだけではなく、その人の心身の健康状態やライフスタイルまでを総合的に考慮し、食事プランから栄養補助食品までをトータルに提供する栄養学のことです。 

体質は、長年の生活習慣や、食習慣が蓄積されてできていくものです。 

日頃の生活が思わぬ体の不調を招くことはよくあるので、糖尿病や、心筋梗塞などが「生活習慣病」と呼ばれるその所以です。

 漢方薬学ダイエットは、単に体重を減らすだけでなく、太りやすい体質を改善しながら、健康的な美しさを手に入れる、一石二鳥のダイエットです。

 漢方薬学ダイエットでは「筋肉・脂肪・水分」のバランスを整えることが大切ですが、この三つは、それぞれ中医学の健康の基本である「気・血・水」と深い関わりがあります。

 「気」が不足していると筋肉がつかずに、基礎代謝が低下して脂肪がつきやすい体になります。
「血」が滞ると老廃物の代謝が悪くなり、中性脂肪コレステロールを溜め込みやすい体になります。
また「水」が滞ると、余分な水分を体内に溜め込めやすくなり、むくみなどの原因になるのです。

この三つのバランスを整えれば、代謝が活発になり、健康的で美しく引き締まった体になれるのです。

食事制限をしているのに太る、脂肪が増えた、顔がむくんでいる、という場合は、この「気・血・水のバランス」のどこかにゆがみがある証拠です。

 

漢方薬学ダイエットは、どこにゆがみがあるのかを探し出し、ゆがんだ三角形をバランスのとれた正三角形に戻し、心身ともに元気で美しい体になれるようにします。

 

「気・血・水」の何が不足しているのか、あるいは何が滞っているのかが分かれば、太った原因が自ずと導き出され、解決方法も明確になります。自分の体質に合った方法でダイエットすれば、無理なく二度と太らない体が手に入れられるのです。
漢方薬学ダイエットで、まず、自分の体質を見つめなおしましょう。

 


☆☆「気」「血」「水」のバランスが健康美の基本☆☆

 

「気」 

・エネルギー源である気が不足したり、滞ったりすると、体力や基礎代謝が低下して脂肪のつきやすい体に。
気が滞ると、血や水の流れにも影響を与える。
・体の脂肪を燃焼する筋肉は、体力の源になる気のエネルギーを生み出している。
筋肉のない体は、燃料である脂肪を燃焼できずに、太りやすくなる。 

「血」 

・体内に栄養を運び、老廃物を回収する血液が不足すると血工不良になり、老廃物の代謝が低下して中性脂肪コレステロールがたまりやすくなる。
・食べ過ぎや基礎代謝の低下などによって、本来は体の燃焼であるべき栄養分が燃焼されずに蓄積されると、脂肪になって肥満の原因になる。

 「水」

・水は、体の水分を指し、食べ物から消化された栄養分も水に含まれる。
過剰摂取や、基礎代謝の低下などで水分がたまるとむくみの原因に。
・血液中の血漿や肌の保湿成分、栄養素が含まれた水分(津液)の他に、尿や汗などの水分(水液)があり、排泄されるべき水分がたまると、水太りになる。

 

 

痩せたーい

痩せたーい

 



漢方薬学ダイエットNo2』の巻★


「日本人にありがちな“太りやすい体質”は4タイプ」の巻


「肥満」は自分のこれまでの生活習慣が作った「体質」です。健康的で効果的なダイエットをするのは、まず自分がどんな体質なのかを知ることが大切です。
体質が分かれば、太った原因も解決方法も一目瞭然。
日本人によくある「太りやすい体質」をタイプ別にご紹介します。 

太りやすい体質は、次の4タイプに分かれます。
漢方薬学ダイエットは、その人の体質に合わせた効果的なアプローチが特徴です。
まず、自分の体質を見極めることが第一歩です。


さて、あなたは、どのタイプですか?


◆たまりちゃんタイプ

 

○食欲旺盛の湿熱(しつねつ)太り 

このタイプの人は、エネルギーにあふれていて疲れ知らず。

周囲からも元気な人と思われていて、体力があって食欲も旺盛。

甘いものや脂っこい物が好きで、もともと食べることが好きなので、つい食べ過ぎてしまいがち。食生活そのものが太る原因に。
食べすぎなどによって、体内に余分な水分である「湿」が溜まって、熱をもつようになった「湿熱太り」です。

・太り方

全体的に太っている・がっちりした体型・胸も厚く、腕も太い・固太り・体重も多く、体脂肪率も高い
・食生活

食欲旺盛・早食いで大食い・お酒や甘い物、脂っこい物が好き・外食や間食が多い

・特徴

いつも元気で疲れ知らず・のぼせやすく暑がり・汗っかき・顔が紅潮しやすい・便秘気味で体調を崩すと下痢になる

 

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漢方で爽やか~


◆はるこちゃんタイプ


○ストレス蓄積の気滞(きたい)太り 

このタイプの人は、精神的に不安定で、思い込みも激しいのが特徴です。 

過激なダイエットに走りがちで、拒食や過食を繰り返したり、体重の変動も大きく、ダイエットも長続きしません。 

若い女性によくみられるタイプで、ストレスをうまく解消できずに、栄養分や水分などの循環を促進させる源である「気(エネルギー)」の流れが滞って、代謝が悪くなり、むくみが起こりやすい「気滞太り」です。 

・太り方

お腹を中心に全体的に太っている・むくみが起こりやすい・体重の増減が激しい・体が張ったり、ふくらんだように太る 

・食生活

食事が不規則・食べ物の好き嫌いが激しい・単品ダイエットや過激な食事制限に走りやすい・過食や拒食に陥りやすい 

・特徴

ストレスが多くイライラしがち・お酒やタバコ、コーヒーに依存しがち・思い込みが激しく、気分にムラがある・ダイエットも長続きしない

 


◆くすみちゃんタイプ


○血行不良の淤血(おけつ)太り

このタイプの人は、二の腕や背中などの上半身も含めて全体的に脂肪がついている人が多く、見た目より体重があるのが特徴です。

体の冷えや血中のコレステロールが溜まったりすることで、血液の流れが悪くなって溜まった「瘀血太り」タイプ。

30代から太りだすことが多く、血中脂肪が多いため、高血圧や高脂血症などの生活習慣病も要注意。

気滞気虚・湿熱タイプも、体質が改善されないまま年月を重ねると淤血をあわせ持つようになります。

 

・太り方

背中や腕など上半身を中心に全体に太い・見た目より体重がある・内臓脂肪がつきやすい・血中コレステロール中性脂肪が多い

 ・食生活

食事の量を減らしても、あまりダイエット効果がない

 ・特徴

冷房の冷えに弱い・腹部や下半身が冷えやすい・肌のくすみやシミ、目の下のクマなどが気になる・頭痛や肩こりがある・青アザができやすい

 


◆ゆるみちゃんタイプ

 

○エネルギー不足の気虚太り 

このタイプの人は、あまり食べないのに太るタイプ。 食欲がなくて朝食を抜いたり、食べる量が少ない若い女性に多いのが特徴です。

 肥満というと「食べ過ぎ」という言葉が浮かびますが、反対に食べる量が少ない場合も、代謝を促進するエネルギーである「気」の働きが低下し、新陳代謝が悪くなる「気虚太り」になります。
筋力がないため、体脂肪を燃焼できず、腹筋もないので下腹がポッコリした下半身太りに。

 ・太り方

上半身は痩せているのに、下半身が太っている・下腹がポッコリ出ている・体重のわりに体脂肪が高い・おしりがさがっている

 

・食生活

食欲があまりない・食べる量が少ない・特に朝は食べられない

 

・特徴

食べないのに太りやすい・疲れやすく体力がない・運動が苦手・胃腸が弱く胃下垂ぎみ・かぜを引きやすい

痩せたいなあ

痩せたいなあ

 ★『漢方薬学ダイエットNo3』の巻★  

 

漢方薬学ダイエット3 『年齢で変わる肥満の変化―更年期編―』の巻

 

誰もがいつか迎える更年期。不眠やイライラなど、 人によって更年期の症状はさまざまですが、 「中年太り」といわれる肥満もその一つ。更年期なんてまだ先の事と思っている若い人も要注意。 

年齢によって変化するホルモンが体型に影響を与える女性の場合、 初潮を迎える10代から、成熟期の30代の過ごし方によって違ってきます。

 中年太り予防のためにも、太らない体質作りをしましょう。

 

◆女性の体は7年周期で変化する

 

中医学では、子どもを産む機能を持つ女性の体は、 「7年周期」で変化すると考えられています。 

すでに経験済みの人も多いと思いますが、 年齢とともにホルモン分泌の状態が変化し、それに伴って体系も変わってきます。 

時に、この変化が、肥満のきっかけになることがあります。 

体型の変化が現れやすい時期は、7の倍数の「14歳、21歳、28歳、 35歳、42歳、49歳」です。ただし、成長や老化は個々によって差があるので、あくまでもこれは 平均的な目安として考えて下さい。 

最初の変化が訪れるのは、初潮を迎える14歳。 

思春期に当たるこの時期は、生理周期も不安定で、情緒的にも不安定になる時期。 思春期に見られる偏食や過激なダイエットなどによって、 気(エネルギー)が不足したり、停滞する気滞気虚太りに陥りやすくなります。 

21歳頃から、女性としての成熟期に入り、女性らしくふっくらと変化し、 妊娠・出産に適した体型になってきます。 

28歳頃をピークに35歳ぐらいまで、ホルモン分泌が活発になって 最盛期が続きます。 この時期は、気滞や湿熱が原因で太りやすくなる人が多く見られます。

 

35歳を過ぎると年齢とともに老化が始まり、 気が足りなくなって気虚太りが増えてきます。 更年期が近づく42歳以降からホルモンバランスが徐々に崩れ、 ホルモン分泌も減少し、基礎代謝も低下するので、血中脂肪が増えた 淤血(おけつ)太りになりやすくなります。 

肥満だけでなく、女性特有の婦人病など、女性の健康と美容は こうしたホルモンの変化に大きな影響を受けています。つまり、更年期の症状を軽減し、中年太りを防止するには、 若い頃からの摂生が大切になってくるのです。

 

◆年齢による体型変化と体質をチェック

 閉経前後の約10年間(一般的には、45〜55歳)を更年期と呼びますが、 中年太りになる原因は、女性ホルモンの減少だけでなく、 老化による内臓や各器官の機能低下、新陳代謝の低下なども 大きい要素になっています。 

特に更年期にかかる時期は、親の介護や子どもの教育の問題を抱え、 精神的ストレスもたまりやすい年代です。 

さらに、長年の疲労の蓄積や運動不足によって起きる肩こりや、 便秘などの慢性的な体の不調も現れやすく、肥満への条件も多くなります。 

また、更年期の肥満は、体型だけでなく、 高血圧や糖尿病、狭心症脳梗塞動脈硬化などの 怖い生活習慣病の発病率を高めることにもなります。 

中年太りを解消する早道は、まず自分の体質と、 これまでのライスタイルを見直すこと。 自分の生活と体質を改善して、太りにくい体を作ることが、 元気に美しく更年期を過ごすことにつながります。

 

あれも食べたい、これも食べたいでも痩せたーい

あれも食べたい、これも食べたいでも痩せたーい

 

 体質別ダイエット漢方薬処方

 

★たまりちゃんタイプ(湿熱太り)

 

○食事 食欲旺盛で早食いしやすいタイプなので、少ない量でも満腹感を得られるように、 ゆっくり噛んで食べるのがポイント。 体にたまった熱をとり、水分代謝を促進する大豆食品やトマト、 キュウリなどの夏野菜、食物繊維たっぷりの根菜や海藻類を。 

○運動 体力があるタイプなので、余分なエネルギーを発散できる全身運動の水泳や ジョギングがおすすめ。 ただし、汗をかきやすい体質なので、発汗しやすい夏は、水中運動や水泳を。 

○基本処方 星火温胆湯・晶三仙・三爽茶

体質から考える漢方ダイエット‥気になるお腹へっこめ!三爽茶

夏バテ・夏の疲れを漢方で解消しましょう!

 

★はるこちゃんタイプ(気滞太り)

 

○食事 偏食しやすいタイプなので、食材の種類を多くすることがポイント。 ストレスで気が停滞しやすいので、理気作用のある柑橘系の果物や バジルやセージなどのハーブ類、セロリやセリ、シソなどの香り野菜、 気分を穏やかにする茉莉花茶を。 

○運動 熱しやすく冷めやすいタイプなので、過激な運動より、 どこでも気軽にやれる気孔や太極拳など、緊張した筋肉を伸ばす運動で、 気分もリフレッシュしてストレス解消を。 

○基本処方 イスクラ逍遙丸・開気丸・シベリア人参茶・三爽茶

 

漢方薬は女性におすすめ。 生理痛、生理不順の漢方/漢方で生理痛、生理不順も治り授かりました!

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過敏性腸症候群の漢方薬2

ストレスに強い見方誕生!シベリア人参

 

スッキリ痩せてみせるわよ

スッキリ痩せてみせるわよ

 

★くすみちゃんタイプ(淤血太り)

 ○食事 冷えによる血行不良タイプなので、体を温めて血液循環をよくする食事が基本。 体を冷やす生野菜や刺身、冷たい飲み物は控えめに。 ニンニクやラッキョウ、ショウガやネギなどの温性の食べ物、 血行を助けるセロリや紫タマネギもおすすめ。

 ○運動 血液の循環を促進して、血中脂肪をためにくくするウォーキングや ストレッチが最適。 特に骨盤のうっ血をとるのがポイントなので、 腰や下半身を中心にした運動がおすすめ。

 ○基本処方 イスクラ冠元顆粒・田七人参茶・三爽茶

 

みんなの願い血液サラサラ健康法

あなたの血液はサラサラ流れていますか?

 

★ゆるみちゃんタイプ(気虚太り)

 

○食事 食べる量が少なく、消化吸収や、代謝を促進する気が不足しているタイプなので、 三食きちんと食べるのがポイント。 気を補い、消化機能を促進する山芋、豆腐や枝豆などの豆類、 代謝を高める唐辛子やニンニク、ショウガなどの香辛料を上手に活用。 

○運動 疲れやすく体力がないタイプなので、激しい運動は逆効果。 ウォーキングや水中運動など、体に負担をかけないのが最適です。 呼吸法も取り入れたヨガや気孔などもおすすめ。 

○基本処方 補中益気丸・衛益顆粒・イスクラ健胃顆粒・シベリア霊芝・三爽茶

 

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きゃー食べたーい

 


漢方薬学ダイエットNo4…『肥満は、生活習慣病予備軍』の巻★ 


『肥満は、生活習慣病予備軍』の巻


肥満で最も問題なのは、単に見た目の美しさではなく、高血圧や糖尿病、心臓疾患などの生活習慣病を誘発する原因になることです。特に、体力や基礎代謝が落ち始める40代前後の肥満は要注意。不摂生な食事などを続けていると肥満度が上昇して、深刻な病気を引き起こしかねません。
中医ダイエットで、自分の体質を見極めて、生活を改善するように心がけましょう。


生活習慣病発症率が高い肥満者。肥満が「死の四重奏」の原因に
生命保険会社の調査によると、肥満者は短命という結果が出ています。 

また、中高年者にとって大きな問題になっている生活習慣病も、肥満者ほど多く発症しています。

例えば、糖尿病は標準体重者の約5倍、高血圧症は約3倍、心臓疾患は約2.2倍という高い発症率を示しています。

肥満者が合併しやすい生活習慣病として、糖尿病、高脂血症、高血圧症、高尿酸血症痛風、冠動脈疾患、狭心症心筋梗塞脳梗塞、脳血栓脂肪肝などが挙げられます。
また、女性の場合は、無月経や無排卵月経などの月経異常や妊娠中毒症、難産となる頻度が高いことが知られており、男性の場合は、大腸癌や前立腺癌などの発症が高くなります。


以上のように、肥満はさまざまな病気の引き金になりますが、中でも肥満に高血圧、高血糖高脂血症の3つの条件が加わると、心筋梗塞狭心症脳卒中などを誘発する危険が約35倍に高まることから、「死の四重奏」と呼ばれています。 

肥満の人の死因のトップは「糖尿病」で、200mg/dl以上の血糖値が10年以上続いた場合、約半数が糖尿病性網膜症を発症し、その約4分の1が失明すると言われています。私たちが食物から摂取する糖質は、ブドウ糖として血液を通して全身に送られ、エネルギー源になります。

しかし、食べ過ぎなどで糖質を過剰摂取して「高血糖」状態になると、ブドウ糖代謝するインスリンを分泌する膵臓が疲労するため、インスリンの分泌が低下し、その結果、血糖値が上がって糖尿病を誘発・促進することになるのです。

 

また、血液中には中性脂肪コレステロールなどの脂質が含まれていますが、この脂質の含有量が必要以上に高くなる高脂血症になると、血管壁に脂質がこびりついて、動脈硬化を引き起こす原因になります。

動脈は、血液を全身に運ぶ働きをしていますが、この動脈の内側に脂質が付着して、血管壁がもろくなったり、血栓が形成されやすくなって起きる「動脈硬化」は、狭心症心筋梗塞脳卒中などの命にかかわる危険な病気につながります。

 

60歳以上の約半数の人が高血圧症と言われていますが、肥満の人は通常の人に比べて高血圧になる確率が高く、体重が1キロ増えると、血圧が1〜2mm/Hg上昇すると言われています。また、高血圧症の人は血液粘度の上昇や血小板が凝集しやすいため、眼底出血、腎障害、狭心症脳出血などの合併症が引き起こされやすくなります。 

「死の四重奏」と呼ばれる高脂血症、高血圧、高血糖は、いずれも肥満と深い関わりがあり、最近では、脂肪を蓄積する脂肪細胞から血圧や血糖、血清脂質などを上昇させる物質が分泌されることが分かってきました。


肥満は生活習慣病の原因となる。血液ドロドロの淤血を招きやすい
これまで述べてきたように、肥満が招く生活習慣病のほとんどが、栄養を全身に運び、不要になった老廃物を回収してくれる血液と深い関わりがあります。健康を保つためには、余分な脂質などが付着していない、きれいで柔軟性のある血管の中を、清流のようにサラサラとした状態の血液がスムーズに流れることが大切なのです。 

肥満者に生活習慣病の患者や予備軍が多いのも、不摂生な食生活によるカロリーやアルコールの過剰摂取などによって、血液がドロドロになり、血管壁が狭くなったりして、
血行不良になる「淤血」が原因になっています。

また、ストレスも肥満や淤血を招く原因になります。

ストレスは万病の元と言われていますが、強いストレスを感じると脳内から体を緊張させるアドレナリンなどの物質が分泌され、その結果、血管を強く収縮させて血圧を上昇させます。
高血圧の原因になるだけでなく、脳内血管や冠動脈にも影響を与え、手足のしびれや胸の痛みを引き起こします。また、運動不足や加齢も新陳代謝の低下を招きます。
特に中年以降は、脂肪が蓄積されやすく、血管の老化も皮膚の老化と同様に加齢とともに進行し、弾力が低下します。同じ肥満でも体質によって、なりやすい生活習慣病があります。

 
生活習慣病の改善方法 

淤血(おけつ)+湿熱(しつねつ)タイプ

淤血に加えて水分代謝が悪く、熱がこもりやすい。
高脂血症動脈硬化、高血圧症、脳血管障害などがよく見られる。

◇おすすめの漢方

冠元顆粒・晶三仙・田七人参茶・イスクラ温胆湯・三爽茶など

 

淤血+気滞(きたい)タイプ

淤血に加えて、血液をスムーズに循環させる気が滞っているため、高血圧症や動脈硬化、冠動脈疾患、脳血管障害がよく見られる。

◇おすすめの漢方

冠元顆粒・星火逍遙丸・開気丸・田七人参茶・三爽茶など


淤血+気虚(ききょ)タイプ

淤血に加えて、血液循環の原動力が弱くなるため、動悸や息切れ、胸のつかえなどの症状があり、狭心症心筋梗塞脳梗塞、糖尿病を誘発しやすい。


◇おすすめの漢方

冠元顆粒・麦味参顆粒・衛益顆粒・イスクラ健胃顆粒・三爽茶など 

漢方薬には症状によって、この他にも様々なダイエットの漢方薬があります。
詳しくは、当店へご相談下さい。

 

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