<2006年3月12日 16時09分撮影 日中線記念館>
先日、会津若松「田季野」という古民家で郷土料理を堪能した翌日に、
会津好きな私は、ぐるっと奥会津を巡って、
「日中線記念館」にも帰り道に立ち寄ってきました。
(「田季野」は、とてもおいしかったです。
田島の古民家をわざわざ、会津若松まで運んで来たんだそうです。
昔は「陣場(じんば)」だったとのことで、
殿様も参勤交代で訪れた由緒ある素晴らしい建築でした。
今度は、「渋川問屋」にも行ってみたいです)
さて、私の心の中では「日中線記念館」がとても気になる存在で、
ここは米沢から121号線の大峠トンネルを越えて
喜多方の北方に位置するところでありますが、
なんとなくふらっと立ち寄ってしまいます。
「塔のへつり」を見たり、金山町沿いの只見川を見たり、
つげ義春よろしく「会津玉梨温泉」に入って、
温泉を楽しんだりした後の撮影です。
では、行ってみましょう!
「早春の日中線記念館」
春が来たと喜ぶ心も、
冬に耐える厳しさを味わうここは喜多方、日中線記念館です。
早春の雪が、春雪がチラチラと降っています。
肌に当たる風は、まだ冷たく、手もかじかんできます。
輝くことのないシグナルは、互いに見詰め合ったまま
静かに雪の中、眠りについています。
威風堂々のラッセル車キ100とオハフ61です。
まるで心象風景のように写ってくるから不思議です。
私の心の胸の内も、何かに耐えているかもしれませんし、
将来に楽しい夢を見ているかもしれません。
列車という「物」でありながら、「心」も感じるようです。
いつか花咲く季節も撮影したいです。
チロリアン風の建物と杉の大木が映える雪景色。
日中線記念館の周りには、時間も忘れそうな静寂を感じます。
まだ春は遠い、ここ日中線記念館を紹介させて頂きました。