昨日の7月3日(火)の夜は、毎月恒例のテレビ電話での勉強会でした。
仕事が終わったあとの、午後8~午後10時までの勉強は、得ることが多かったです。
がんばって勉強しました。
まとめていきます。
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Oさん 31歳
子供がほしいが、カンジダがなかなか治らない。
皮膚も赤みと痒みがあり、アトピーがある。
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これからが、私のメモ帳の整頓です。
(メモ帳は、友人にもらったSONYの手帳でかっこいいです)
生理の後にカンジダになりやすい。
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生理の後は、気血不足(きけつぶそく)で免疫力低下でカンジダになってしまう。
全身症状は、寒がり、冷え性、風邪を引きやすい。→気血虚弱(きけつきょじゃく)
舌質:胖大(ばんだい)、歯痕(しこん)、裂紋→脾胃虚弱(ひいきょじゃく)
その他:カンジダ、全身の皮膚の痒みと赤み
タバコと飲酒は、湿熱(しつねつ)を助長させる。
本証→脾胃虚弱(ひいきょじゃく)、気血不足(きけつふそく)
実証→気滞血淤(きたいけつお)、湿熱(しつねつ)
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BBT
1:BBTがやや高め→陰虚欝熱(いんきょうつねつ)
陰が成長しにくいから、排卵しにくい。
2:低温と高温の差が少ない
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低温期が高いので、陰虚(いんきょ)が原因。
高温期の温度はとくに問題ない。
陰虚及陽(いんきょがようにおよぶ)
陰が弱いので、陽気も弱くなり、血(けつ)を支えきれない。
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不正出血の原因。
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違う時期のBBT(基礎体温)
1:犬歯状(けんしじょう)
2:低温期が高い
3:BBT下がりが早い→陰虚及陽、気不統血(きふとうけつ)→不正出血
BBT波動不安定→気滞血淤(きたいけつお)、転化不利←おりものに不正出血
BBTが高い→出血→気鬱化火(きうつかか)
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BBT下がりが早い→陰虚及陽←不正出血
BBT波動不安定→気滞血淤←おりものに不正出血
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使用している薬
星火健脾散、五行草、田七人参、シベリア霊芝、潟火利湿顆粒、婦宝当帰膠
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この人は、今後低温期を改善するべきだ。
今後について
1)検査、夫婦ともに検査する必要がある。
2)カンジダなどの症状は、先に治すこと。
扶正去邪(ふせいきょじゃ)、現在の方針でOK
免疫を高めることが先決。
3)卵胞期の補腎と排卵期の活血促排卵:
おりものがないときには、補腎陰が必要で、おりものが増えてきたら
理気活血(りきかっけつ)を使う。
4)カウンセリング、タイミング指導
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☆生理前の出血
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BBTの下がりが早い
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陰虚及陽、気不統血(きふとうけつ)
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不正出血
陽気虚(ようききょ)である。
生理がだらだら続いている人には、何日目が生理が多かったを聞いて、不正出血か生理かどうかを判断する。
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BBTが高いまま出血
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気鬱化火(きうつかか)、陰虚火旺(いんきょかおう)
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加味逍遥散、または潟火補腎丸、田七人参
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不正出血は、出血の色で判断する。
熱→あざやか
脾虚→茶色っぽい、うすい、水っぽい。
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陽気虚(ようききょ) →帰脾錠、田七人参(でんしちにんじん)
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低温期の卵胞の発育が悪い
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陰虚によるもの。
卵胞の発育をスムーズにして、排卵を邪魔する素因を除く(気滞血淤)
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陰が育たないので、結局は陽虚になり、出血してしまう。
生理前の不正出血でも、卵胞期から改善を図っていく。
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排卵期の不正出血は。
陰を重陰させる。気滞血淤(きたいけつお)を治す。
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排卵期の出血
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理気活血(りきかっけつ)
加味逍遥散(かみしょうようさん)、血府逐淤丸(けっぷちくおがん)、田七人参、冠元顆粒、星火逍遥丸
田七人参→陰虚火旺(いんきょかおう)は少なめに 1日2包
陽虚は多めに使える。1日3~4包
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熱による出血→潟火補腎丸や加味逍遥散
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20代の人、にきび、暑がり、ストレスたくさんなど。
以上です。
明日は、希発月経についてテレビ電話の勉強会の最後のまとめです。
不正出血対策に、何かの糸口を見出したかのような貴重な勉強会でした。
今後、いろいろな中医学講師の先生方にも、お話を伺って不正出血対策を勉強していきたいと思いました。