おはようございます。
土屋です。
メールマガジンは、毎月5日と15日に2回発行しています。
本日12月5日早朝に頑張って作成しましたので、私が書いたコラムを紹介したいと思います。
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●● 1.巻頭コラム「最近の店頭での相談より ロウ丸の話とつわり、流産対策」
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最近、嬉しかったことは不妊症の漢方相談。人工授精を5~6回やってもなかなかご懐妊されなかったお客様が、今年の9月から漢方を初めて、つい先日11月後半に心拍を確認されたことです。
体質にもよりますが、「食べるタイプの補腎薬」というものを当初からお勧めしていました。
一般的には、「ロウ丸」というもので、これか漢方が「飴玉(あめだま)」のような形で、ピンポン玉のような丸いロウに包まれています。
この「ロウ丸」を手のひらで押すと、丸いロウが2つに割れます。
すると中からまるで「桃太郎」が登場したように、黒い丸薬が登場してくるという訳です。
通常のエキス剤などの漢方よりは、体質によって効果が上がることが多いですので、当店のお客様たちにもお勧めすることが多いです。
ご懐妊されたお客様は、待望のご懐妊で、しかも自然の妊娠でしたので、大いに喜ばれてまして、婦人科の先生もビックリしていたそうです。
ともかくお役に立てて良かったなあと思っています。
今現在は、「つわり」が辛いとのことで、「つわり対策」と「流産対策」を兼ねた処方をお勧めしています。
このまま、うまくいって欲しいと願っているところです。
「つわり対策」と「流産対策」は、1つの方剤で、上記の2つの意味を兼ねることも多いです。
これは、中国医学では、受精卵を守って、赤ちゃんが育っていくには、「気(き)」と「血(けつ)」の2つの力が必要だと考えているからです。
補気健脾(ほきけんぴ)などの胃腸を丈夫にして、体の元気を増していけば、受精卵を守る「元気」つまり「気」のバリアの堤防が増えるので、受精卵が育ちやすくなるのです。
同時に、血(けつ)を補う処方を同時に併用すれば、より効果があることは言うまでもありません。
これからは、山形は雪が降って寒い季節ですから、お体を冷やされないように注意して頂きたいです。
今回は、嬉しいお話でした。
薬剤師、国際中医専門員、不妊カウンセラー 土屋幸太郎
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「流産後の体力回復、流産予防・不育症、習慣性流産対策に」
「嬉しいお便り」も参考になれば幸いです。
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●● 4.編集後記 「湯たんぽ」と「尼崎(あまがさき)」
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昨日、ジャスコに「手袋(てぶくろ)」を買いに行きました。
帰りに売り場をいろいろと眺めて、「湯たんぽ」も購入してきました。
先日の山形新聞夕刊のコラムで「栗駒山(くりこまやま)」に泊まったときに、「湯たんぽ」が親切に布団の中にあって、とても温かさを感じたし、宿の人の温かさも感じたと書いてあったからです。
さて、久しぶりの「湯たんぽ」ですが、やかんでお湯を沸かして、楽しみながらお湯を入れて、早速昨日の晩に使ってみました。
一晩中ぽかぽかで温もって、お陰さまでいつも以上にぐっすりと眠れました。
昨日の夜は、中医婦人科・不妊症専門講座で午後8時から、午後10時までとヘビーな勉強会をしていたのですが、その疲れも解消したようです。
ローテクな「湯たんぽ」ですが、さすが元禄時代からあったのではと言われる一品でした。
「湯たんぽ」の製造先は、尼崎市に所在地があり、戦前の1920年代から物資が足りなくなったときにも頑張っていたらしい「湯たんぽの名門」でした。
尼崎(あまがさき)といえば、私の友人夫妻も住んでいて、先日の連休中に立ち寄りましたので、とても親近感を持ちました。
関西弁で「尼崎(あまがさき)」は「あま~」と発音するそうですが、独特のイントネーションがあるようで、東北人の私には、少々発音が難しかったです。
大坂では「あまちゃうで、あま~や」だそうです。(笑)
ともあれ今シーズンは、「湯たんぽ」の活躍する出番が多くなりそうです。
編集長 土屋幸太郎