ブログ版土屋薬局 中国漢方通信

土屋薬局ブログ。薬剤師・不妊カウンセラーの土屋幸太郎がお届けします。私自身、不妊体験を経て、漢方療法の力で子供に恵まれました。その経験を活かし、皆さんに健康で幸せな家庭を築くお手伝いをしたいと思っています。薬局には女性薬剤師も在籍し、気軽にご相談いただけます。健康に関するお悩み、不妊治療、妊活相談、痛みやしびれに関する漢方相談など、お気軽にご連絡ください。お問い合わせやご予約は☎️ 0237470033までお願いします。一緒に幸せな未来を築きましょう。

不妊症の漢方相談。人工授精6回でも不妊。漢方始めて妊娠!

おはようございます。

土屋です。

メールマガジンは、毎月5日と15日に2回発行しています。

本日12月5日早朝に頑張って作成しましたので、私が書いたコラムを紹介したいと思います。

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●●  1.巻頭コラム「最近の店頭での相談より ロウ丸の話とつわり、流産対策」

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最近、嬉しかったことは不妊症の漢方相談。人工授精を5~6回やってもなかなかご懐妊されなかったお客様が、今年の9月から漢方を初めて、つい先日11月後半に心拍を確認されたことです。

体質にもよりますが、「食べるタイプの補腎薬」というものを当初からお勧めしていました。

一般的には、「ロウ丸」というもので、これか漢方が「飴玉(あめだま)」のような形で、ピンポン玉のような丸いロウに包まれています。

この「ロウ丸」を手のひらで押すと、丸いロウが2つに割れます。

すると中からまるで「桃太郎」が登場したように、黒い丸薬が登場してくるという訳です。

通常のエキス剤などの漢方よりは、体質によって効果が上がることが多いですので、当店のお客様たちにもお勧めすることが多いです。

ご懐妊されたお客様は、待望のご懐妊で、しかも自然の妊娠でしたので、大いに喜ばれてまして、婦人科の先生もビックリしていたそうです。

ともかくお役に立てて良かったなあと思っています。

今現在は、「つわり」が辛いとのことで、「つわり対策」と「流産対策」を兼ねた処方をお勧めしています。

このまま、うまくいって欲しいと願っているところです。

「つわり対策」と「流産対策」は、1つの方剤で、上記の2つの意味を兼ねることも多いです。

これは、中国医学では、受精卵を守って、赤ちゃんが育っていくには、「気(き)」と「血(けつ)」の2つの力が必要だと考えているからです。

補気健脾(ほきけんぴ)などの胃腸を丈夫にして、体の元気を増していけば、受精卵を守る「元気」つまり「気」のバリアの堤防が増えるので、受精卵が育ちやすくなるのです。

同時に、血(けつ)を補う処方を同時に併用すれば、より効果があることは言うまでもありません。

これからは、山形は雪が降って寒い季節ですから、お体を冷やされないように注意して頂きたいです。

今回は、嬉しいお話でした。

薬剤師、国際中医専門員、不妊カウンセラー 土屋幸太郎

流産後の体力回復、流産予防・不育症、習慣性流産対策に

嬉しいお便り」も参考になれば幸いです。

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●● 4.編集後記 「湯たんぽ」と「尼崎(あまがさき)」

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昨日、ジャスコに「手袋(てぶくろ)」を買いに行きました。

帰りに売り場をいろいろと眺めて、「湯たんぽ」も購入してきました。

先日の山形新聞夕刊のコラムで「栗駒山(くりこまやま)」に泊まったときに、「湯たんぽ」が親切に布団の中にあって、とても温かさを感じたし、宿の人の温かさも感じたと書いてあったからです。

さて、久しぶりの「湯たんぽ」ですが、やかんでお湯を沸かして、楽しみながらお湯を入れて、早速昨日の晩に使ってみました。

一晩中ぽかぽかで温もって、お陰さまでいつも以上にぐっすりと眠れました。

昨日の夜は、中医婦人科・不妊症専門講座で午後8時から、午後10時までとヘビーな勉強会をしていたのですが、その疲れも解消したようです。

ローテクな「湯たんぽ」ですが、さすが元禄時代からあったのではと言われる一品でした。

「湯たんぽ」の製造先は、尼崎市に所在地があり、戦前の1920年代から物資が足りなくなったときにも頑張っていたらしい「湯たんぽの名門」でした。

尼崎(あまがさき)といえば、私の友人夫妻も住んでいて、先日の連休中に立ち寄りましたので、とても親近感を持ちました。

関西弁で「尼崎(あまがさき)」は「あま~」と発音するそうですが、独特のイントネーションがあるようで、東北人の私には、少々発音が難しかったです。

大坂では「あまちゃうで、あま~や」だそうです。(笑)

ともあれ今シーズンは、「湯たんぽ」の活躍する出番が多くなりそうです。

編集長 土屋幸太郎