土屋薬局ブログ|子宝漢方、痛みしびれ、気になる不調

土屋薬局ブログ。薬剤師・不妊カウンセラーの土屋幸太郎がお届けします。私自身、不妊体験を経て、漢方療法の力で子供に恵まれました。その経験を活かし、皆さんに健康で幸せな家庭を築くお手伝いをしたいと思っています。薬局には女性薬剤師も在籍し、気軽にご相談いただけます。健康に関するお悩み、不妊治療、妊活相談、痛みやしびれに関する漢方相談など、お気軽にご連絡ください。お問い合わせやご予約は☎️ 0237470033までお願いします。一緒に幸せな未来を築きましょう。

第15回テレビ電話勉強会より

おはようございます。

 

土屋です。

 

一昨日の午後8時から午後10時まで、テレビ電話で勉強したことの

内容のメモです。

 

 

「中医婦人科・不妊症専門講座テレビお茶の間講座第15回より」

 

 

35歳の女性のかた。結婚6年目。避妊4年、妊娠暦なし。

 

 

検査:男性ホルモン高い、子宮筋腫。

 

月経12歳、26日周期、7日間出血。

 

経血量は以前よりも少なくなった、血塊(+)

 

おりもの:排卵期3日間以上ある。

 

 

全身症状:疲れやすい、乳房張痛、肩こり、胃が弱い(ストレス胃)、

 

舌紅歯痕(しこん)、苔薄白

 

やや毛深い

 

ご主人:精子が少ないときがある。(1000万 40%)

 

 

 

私が、テレビを講座に参加していて、大事だな~と思って

メモ帳に書いたこと。

 

 

1)BBTが全体的に安定性が良くない。

 

高温期スムーズに上昇しない→気滞血淤(きたいけつお)

 

 

(気滞血淤とは、簡単にいえば、ストレスでイライラがあって、

基礎体温がギザギザで、ため息があったり、憂鬱があって、血行不良のことで、

生理痛や排卵痛があったりすることです)

 

 

2)高温期が短い─陽気不足(ようきぶそく)

 

(これは、高温期が10日間未満だったり、

36・7度に満たない感じのことです)

 

 

☆25日周期より周期が早くなると、陰虚火旺(いんきょかおう)、

卵巣機能の低下の心配がある。

 

 

FSH↑ …卵胞が早く成長して、早く排卵してしまう。

 

 

☆夜更かしすると、排卵が早くなる可能性。

 

 

 

テューターの陳先生の参考意見。

 

 

脾腎両虚(ひじんりょうきょ)、気滞血淤(きたいけつお)の弁証に基づき、

健脾補腎(けんぴほじん)、理気活血(りきかっけつ)の方法は正しいです。

 

cf:男性ホルモンが高い→にきび、毛深い→陰虚火旺(いんきょかおう)

→瀉火補腎丸(しゃかほじんがん)など。

 

 

全周期:婦宝当帰膠

 

月経期、排卵期:冠元顆粒、血府逐淤丸など。

 

卵胞期:杞菊地黄丸+健脾(香砂六君子、帰脾錠など)

 

排卵期、高温期:参茸補血丸、加味逍遥散、芍薬甘草湯など。

 

 

cf炒麦芽(プロラクチン、健脾作用)

 

 

今後、体質や症状の変化に応じてお薬を変化させていく必要がある。

 

主人→精子の量が少ないとき(たとえば1mlくらい)→補陰(ほいん)が必要

→杞菊地黄丸または瀉火補腎丸など。

 

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<2007年12月6日早朝 我が家の3階から奥羽山脈を眺める>

 

早朝の空気は冷んやりとして、雪国特有の朝を迎えました。

 

母屋の2階からふと窓に目を向けると、遠くの山々に雲がかかっていて、

やがて夜が明ける瞬間を迎えていました。