ブログ版土屋薬局 中国漢方通信

土屋薬局ブログ。薬剤師・不妊カウンセラーの土屋幸太郎がお届けします。私自身、不妊体験を経て、漢方療法の力で子供に恵まれました。その経験を活かし、皆さんに健康で幸せな家庭を築くお手伝いをしたいと思っています。薬局には女性薬剤師も在籍し、気軽にご相談いただけます。健康に関するお悩み、不妊治療、妊活相談、痛みやしびれに関する漢方相談など、お気軽にご連絡ください。お問い合わせやご予約は☎️ 0237470033までお願いします。一緒に幸せな未来を築きましょう。

上海で不妊治療、医師から日本からの漢方薬(中成薬)を禁止された話

薬剤師、不妊カウンセラーの土屋幸太郎です。

最近、ご主人様の転勤で、上海に引越ししたお客様から連絡がありました。

上海での不妊治療で、クロミッドなどを使ってAIH(人工授精)を始めたそうです。

そのお客様は、当店の漢方を熱心に服用していまして、上海に自分で持って行きました。

それで、その不妊治療を始めた上海の病院で、「今、あなたが服用しているものを教えてください」というアンケートがあったので、正直に中成薬の名前を書いたところ、即座に治療を担当している上海の医師から、「止めてください」と言われたそうです。

漢方を服用していたときが、かなり体調が良かったので、もう一度飲んでみたいです。とのことでした。

またFSHも高めなので、なんとか下げていきたいそうです。

同じ中国人でも、中成薬や中医学が嫌いな医者がいたんですね。

たとえば、もし外国人の方が日本で治療を受けるときに、「キャベジン飲んでいます」とか「太田胃酸飲んでいます」「実母散を飲んでます」「アリナミンAを愛用しています」などと言われたら、普通は「どうぞどうぞ、愛用して下さい」と笑顔で答えますよね。

それは「日本民族の誇り」というものです。

つれない話で、まさに苦笑ものでした。

中医学と西洋医学の結合「中西結合」といって、昔から私たちの理想だったのですが、その夢はもろくも「漢方の本場 中国」で崩れたようです。(苦笑)

さて、結局はそのお客様は、当店の理念通りに、「西洋の良いところ」と「中医学(漢方)の良いところ」の2つの「良いとこ」取りをすることになりました。

最近は、ビジネスで上海や光州などに転勤する人が多いですから、海外で困ってしまう人も多くて、やはり日本の病院や薬局の環境は、世界に誇れるものだなあと思います。

今日は、「上海の話」でした。

(日本だと、たとえば不妊治療の権威で週刊誌でも有名な

聖路加国際病院佐藤孝道先生や私の知り合いの東京医科歯科の

別府先生などは、中医学を認めていて、大いに手を結んで

がんばっていきましょう!の立場です。)