こんにちわ。
薬剤師の土屋です。
山形は、連日雪が降ったりして、寒さを厳しく感じています。
みなさま、いかがお過ごしでしょうか?
さて、今日は坐骨神経痛が良くなった方の漢方相談の話です。
45歳の男性の方です。
坐骨神経痛で2年間悩んでいます。
下に落ちた物を拾うこともつらい状態です。
洗面所で顔を洗うこともつらいです。
手足が冷え気味、肩こりもあります。
夜に腰が張って痛みにより、眠れないときもあります。
そのときには、鎮痛剤を服用して眠りにつきます。
レントゲン、MRIでは4、5番ですが、あまりひどくはないそうです。
1月20日のときのご相談でしたが、当店からは、
○足腰を丈夫にする漢方薬
○血行を改善する漢方薬
の2種類の漢方薬をお勧めしました。
さて、昨日の2月14日に聞いたお話では、
○腰痛、坐骨神経痛も無くなって、調子が良くなった。
○痛みが和らいで、漢方の効き目に驚いた。
○漢方を飲み始めてから、2~3日でだいぶ良くなった。
○鎮痛剤も服用しなくて良くなった。
とのことでした。
痛みやしびれが和らいで、毎日の生活が楽になって頂く事は嬉しいことです。
今後とも体調よく、冬場を乗り越えて頂きたいです。
足腰の痛み、シビレの場合には中国漢方では「痺証(ひしょう)」と言います。
たとえば、ずっと正座をしていたら痺れるように、「通じていない」から痛みやシビレが起こるのです。
体のすみずみまで神経や血流の流れが滞ると、「不通則痛」で痛みなどが発生します。
対策としては、一つは内因によるもの、体の気血の不足、腎虚といって足腰や骨の衰えを改善すること。
2つめは、同時に寒さや湿気、風などによる外因による邪気から体を守ること。
この2つが大切な方法です。
それに不内外因である淤血(おけつ)という血液ドロドロでの血行不良が発生していますので、血液の巡りをスムーズにしたほうが治りが早かったりします。
漢方薬で痛みやシビレのない楽しい世界を味わってみませんか?
<2008年2月9日 りんごの木と若木山>
「坐骨(座骨)神経痛・椎間板ヘルニア・腰痛の漢方・漢方薬」こちらのコラムも参考になりましたら、幸いです。