こんにちは。
薬剤師、不妊カウンセラーの土屋幸太郎です。
山形県東根市神町の土屋薬局では日頃から不妊症の子宝の漢方相談が数多く寄せられています。
多くのお客さまに喜んでいただいています。
病院での不妊治療がうまくいかないことで西洋医学一辺倒から東洋医学、不妊症への漢方パワーを期待されるお客さまが増えてきました。
私がハネムーンの間に不在にしていたときに寄せられていた漢方相談は「卵巣のう腫、チョコレートのう腫の漢方相談」「子宮内膜症の漢方相談」などの「卵巣の腫れ、下腹部の違和感」などが多かったです。
実際に月曜日から店頭で相談しているのですが、新規で来店されたお客様でも卵巣のう腫で下腹部に時々違和感があるというご相談などありました。
基本的に卵巣のう腫やチョコレートのう腫の中医学的な漢方相談の考え方では、
卵巣が腫れる原因→
1)気血(きけつ)の流れが悪いこと
↓
おもに、淤血(おけつ)偏重タイプか、気滞(きたい)タイプ偏重かに体質を分けて相談していきます。
2)からだに気血(きけつ)の不足や肝腎(かんじん)などの弱りがあること、脾気虚(ひききょ)などの虚証があること。
↓
弱いところを補うことを気血の流れをスムーズにすることと同時に併用していきます。
という感じで私は考えています。
実際に漢方相談したお客様からも、「卵巣のう腫における生理後の下腹部痛、違和感など解消した感じになって本当に良かった。不安感もなくなりました」という感想を頂いています。
普段、日本のどこでも漢方相談したら卵巣の腫れや下腹部の違和感などは活血化淤(かっけつかお)を重点的に処方されると思いますが、前述のような考え方の他に3)疏肝理気(そかんりき)も大切になってくることが多いです。
3)疏肝理気(そかんりき)
五臓の「肝(かん)」の経絡は、頭の片頭痛のところや肩こり、乳首、胸や脇腹の痛み、下腹部痛、鼠経部の違和感など、体の両側を経由して流れています。
よって卵巣などに起因する下腹部の右や左側の違和感や卵巣の腫れなどは、「肝」の気血の詰まりを解消することも大切になってきます。
1)2)3)をまとめると、足りないところは補いつつ、気血(きけつ)の流れをスムーズにして、なおかつ「肝」を引経(いんけい)として疏肝(そかん)することが大切です。
<2010年11月1日 イギリス コッツウォルズのベニスと呼ばれるバートン・オン・ザ・ウオーター>
白鳥や鴨がいたり、魚が跳ねたりしてきれいなところでした。
イギリス人は都会のゴミゴミしたロンドンよりも、できればこういう自然環境の多いところに住むのがステイタスだそうです。
ここはナショナルトラスト運動のさきがけで、産業革命の時代などに大富豪によって開発されるのを3人の実業家や宗教家など集まって保全活動して寄付をして守りきったそうです。
日本でも海岸沿いなど、ナショナルトラスト運動があるそうです。