おはようございます。
薬剤師、不妊カウンセラーの土屋幸太郎です。
明日から三月を目の前にして、駐車場の雪も溶け出して春を感じています。
といってもまだまだ雪国では油断禁物で時折くる降雪に気をつけていきたいです。
さて昨日の王先生にお聞きした続きをアップしていきたいです。
(「生理周期が25日。生理の5日前から目の疲れ、肩こり、腰痛が悪化する方の場合はどのように考えたらよろしいでしょうか?」というタイトルでした。)
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土屋 「最近、当店では子宮内膜症や子宮腺筋症のかたの漢方相談がすごく増えています。漢方相談していて思うことは子宮内膜症や子宮腺筋症で頻尿のかた、日中にお小水が近い、夜にトイレに2~3回行くなどの随伴症状をよく耳にします。どのように考えたらよろしいでしょうか?」
王先生
「子宮内膜症は「寒(かん)」です。
陽虚、おもに腎陽虚(じんようきょ)から淤血(おけつ)になっています。
夜尿、頻尿は補腎陽が必要。
双料参○丸、腎気丸、チャ○など。
ベストは双料参○丸、1日1丸朝晩。
冬虫夏草が免疫力の低下にも
チャ○も朝晩、免疫に良い。
+活血 活血には破血の漢方(おもに爽やかなもの)がいい
生理期には2、2、2
チョコレートのう胞は血が溜っているから、温めて固まっているものを溶かす。
陽気を高めて淤血を溶かす。
補血(ほけつ)よりも補気(ほき)がよい…補陽
人参と鹿茸が配合された補腎薬も問題ない。
温めるし、胃腸も丈夫にする。 (参茸補血丸など有名)
補気になり、最近私の担当したかたも妊娠されました、成績が良いです。
排卵が遅いタイプにグッド。
中を補い気を益す漢方薬は弱い。
子宮内膜症は生殖系だから漢方薬は腎から入る。
<2013年2月17日 冬季限定のフレンチトーストがまたうまいのです>
窓の外には蔵王がそびえ立ちます。
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2013年3月6日追記です。
子宮腺筋症の漢方相談が最近、増えてきています。
坐骨神経痛やリウマチ、膝痛と同じくテーマはやはり『生理痛の痛みを軽減すること』だと思っています。
そのほか出血過多や貧血傾向など子宮腺筋症の不快な症状緩和も大事な目標になります。
最近、漢方を服用したお客様のご感想は、『生理痛が数年ぶりに軽減となって経血量も生理の塊も減りました。』という嬉しいご感想を聞いて良かったなあ、今後ともしっかりと漢方相談していこうと思った次第です。