土屋薬局|子宝漢方で不妊克服!

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漢方備忘録、黄体機能不全、柴松岩先生の体験によれば

おはようございます。

冬も終わり、周囲の緑も春めいてきてふわふわとしたペールトーンのような柔さを感じています。

さてこのココログ版土屋薬局・中国漢方通信版定期的にタイトルを変化させています。

今回はだいぶ長めのタイトルで、最後のほうに「中医学備忘録」とつけました。

今日は昨日に勉強したことの雑感を書いていきます。

北京中医医院の国家大師クラスの柴松岩先生の婦科思弁経験録をずっと読み進めています。

同じ中医薬研究会の仲間の先生もこの本を手に入れまして、その先生は中国[E:#x1F43C]に留学経験がありますので、時々は中国語の読み方や意味など分かりにくいところを聞いて助けてもらっています。

「打てば響く、一服飲めば杯を還すうちに病は治る」漢方を目指したいものです。

昨日は黄体機能不全の一章を症例と解説をじっくり読みました。

漢方薬はすべて生薬一味一味ですから、日本のエキス剤や漢方製剤のようにパターン化されていません。

いつかはきっと地味な努力が身を結ぶはず。でもたとえ身を結ばなくても中医学を勉強するのは趣味のようなものなので苦になりません。

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<漢方備忘録、黄体機能不全、柴松岩先生の体験によれば>

黄体機能不全は、ホルモンの低下によるものであり、患者には素体禀賦不足、腎気不足、天癸不充、故に妊娠が難しいと説明する。

黄体機能不全は不妊や流産、月経失調などを引き起こす。

報道によれば、黄体機能不全は不育症のうち3%から20%を占め、習慣流産の25%から60%を占める。

黄体機能不全による不妊は、現代医学の主要な治療法は、ホルモン補充療法である。或は、黄体生成による薬物刺激を用いる、或は黄体ホルモン剤やHCG、クロミフェンなどで治療する。

これ以外にも高プロラクチン血症、プロラクチンが高いことにより引き起こされる黄体機能不全では、高プロラクチンの薬で治療する。

しかしながらこれらの治療法は同じ効果ではなく、薬物の量が多かったり少なかったり、すなわち個人により同じ効果ではなく、一定の不良反応があることもある。

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黄体機能不全は中医学では、月経先期や月経後期、月経過少、胎漏 、滑胎 などの病として記録されている。

西洋医学がホルモンによる代替え療法と相対的に中医薬では黄体機能不全に対して独創的な治療効果がある。

柴松岩先生は、腎虚、とくに腎陽虚が黄体機能不全の重要な原因である。

根拠として「腎は精を蔵し、生殖をつかさどる、任脈は腎にある」「婦人は血をもって本となす」「精血同源」などの理論による。

黄体期は腎的陽気充盛の可視であり、肝的陽気昇発の旺盛の時期。

腎陽不足は温煦を失い、肝気欝結は条達を失う、すなわち陽気昇発不及であり、基礎体温の高温期を高く持続できないことになる。

以って黄体機能不全に至り、育齢期の女性の妊娠が難しくなる。

故に黄体機能不全は不妊に至る。

治療は温腎助陽、疏肝解欝に重点がおかれる。

本案の患者の初診は帯下が多く、苔は白かった。

陽虚水泛、水湿下注帯脈に至り、湿阻ほう脈は精を摂めて妊娠が不能になる。

故に腎虚肝欝的病理基礎の上に、また湿阻病機が存在する。

治療の道程中は、温腎疏肝的同時にあり、また行利湿通絡の法をとる。

随証に応じて加減した結果、5ヶ月余の漢方治療の結果、患者はついに妊娠して健康な男児を得ることができた。

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<感想>

黄体機能不全の場合には、補腎陽に重点を置くことが多いです。

柴松岩先生の指摘されている素体禀賦不足や腎気や天癸不足という指摘。

また肝気欝結により、肝が昇発 を失調してしまう結果、黄体機能がうまくいかなくなる。

この腎虚に肝気欝結も関係していること、つまり腎虚肝欝であることの弁証の大切さを再確認しました。

さすがに50年の臨床経験です。

中医の経験は貴重なものです。

病院で不妊治療されている場合には、ルトラールなどで基礎体温がかなり高くなっていたり、高温期が37℃を越えているケース。

この場合には、基礎体温が高めか低めか。また月経周期が28日未満か、それよりも長いか。

黄体補充をして、寝汗や睡眠が悪くなったり、ニキビができたり。

中医学の漢方治療の体系を上手に応用すれば、体調や生理周期を整えて妊娠しやすい状態に持っていきやすいです。