土屋薬局ブログ|子宝と痛み

お客様と心の共有ができる温かい漢方相談が理想です。土屋薬局ではいろいろな漢方相談が出来ますので、このブログを読んでみて信用できたらご来店、遠方の方はお電話またはメールでご相談くださいね。山形県東根市神町の土屋薬局 0237-47-0033まで。SNSではツイッターアカウントあります。薬剤師、不妊カウンセラーの土屋幸太郎で@tutiyakです。人柄がわかりやすいです。

彼岸花が咲きました 2015年

彼岸花

今年も彼岸花が咲きました。

毎日、写真を撮っています。

撮影日は2015年9月14日です。

彼岸花

彼岸花(ひがんばな)。別名は、曼珠沙華(まんじゅしゃげ)。生薬名は、石蒜(せきさん)。

地方の言葉では、 イッポンカッポン オオスガナ(和歌山)、カジバナ(群馬、福井)、カブレノカッポン(和歌山)、カブレバナ(山口)、カラスノマクラ(岐阜、岡山)、ジイジンバナ(新潟)、シタマガリ(三重)、シビトバナ(和歌山)、ジュズカケバナ(新潟)、ジュズバナ(愛媛)、ソウシキバナ(福井)、チョウチンバナ(福井、山口、愛媛)、テグサレ ドクホウジ(和歌山)、ノアサガオ ハカゲ(和歌山)、ハコボレ(静岡)、ハミズハナミズ(福井)、ハモゲ ハモゲバナ(大分)、ヘソビ(三重)、ヒビノハナ ヘビバナ(静岡、山口)、ホゼバナ(愛媛)、ホトケバナ(茨城)、ボンボラボン(静岡)、ミチワスレグサ(群馬)、ユウレイバナ(群馬、福井) 。 (参考文献:大塚敬節先生の 「漢方と民間薬百科」 (主婦の友社 昭和41年発行) )

さて、ここは 土屋薬局 中国漢方通信ですから、再び 大塚敬節先生の 「漢方と民間薬百科」 (主婦の友社 昭和41年発行)より、彼岸花の薬用としての使用法を紹介します。

薬用部位 

球根 茎

薬効 

あかぎれ、痔、歯痛、はれもの、しらくも(頭部白癬)

使用法

あかぎれ 球根をおろし、米のりでぬってつける。

②痔 痔の痛むときに、茎を刻み、せんじた汁で幹部を洗うとよい。

③歯痛 球根をおろしたものとオオバコの葉とをよくねり合わせて、痛む側のほおにはる。

④はれもの しらくも 球根を生のままですりつぶし、和紙にのべて患部にはる。

土ふまずにはって浮腫をとる。

球根をおろして、ヒマ(唐胡麻)の実をつぶしてねり合わせ、それを土ふまずにはると、尿の出がよくなって浮腫がなおったり、腹膜にたまった水がとれたりすることがある。

四十年ほど前のことだが、私がみていた患者が、足に包帯をしているので聞いたところ、腹膜炎がなおると教えられたので、シイエレ(土佐ではヒガンバナをこう呼ぶ)の根をつけているといった。

しかしこの患者には効がなかった。

その後、ワイル病の患者で、尿がでなくて困っている者に用いて、著効のあったことがある。

大塚先生の本は、いつ読んでも素晴らしいですね。

さて、ここで私には疑問がありました。

「彼岸(ひがん)」とは、なんだろう?

いつも 簡単に 「お彼岸」 だから、墓参り、先祖の霊を慰めるといいますが、私には 本当のことは分かっていなかったのです。

「暑さ寒さも彼岸まで」

「お彼岸」は春分の日秋分の日を中心として、その前後三日、計七日間をいいます。

この期間、お寺では法要が行われ家庭ではお墓参り等をします。

「彼岸(ひがん)」 とは仏教用語で「向こう岸」 という意味です。

いわゆる極楽浄土をさします。

「彼岸(ひがん)」 の対語は「此岸(しがん)」といいます。

「こちらの岸」 という意味です。

いわゆる娑婆(しゃば)を指すそうです。

春分秋分の日を中心に 「お彼岸」があるのは、多くの仏教では極楽浄土は西方十万億土の彼方にあると考えられています。

従って太陽が真西に沈むこの日は極楽浄土の方角がはっきりわかるので、「お彼岸」の期間には法要が盛んに営まれるそうです。

もう一つこういう考え方もあります。

春分秋分の日は、一日の昼と夜の長さがほぼ同じです。

しかも、太陽は真東から上り真西に沈みます。

右にも左にも偏らない自然現象を、お釈迦さまの説かれた教えと重ね合わせ、「中道」の思想のお彼岸という仏教行事になりました。

仏教では、私たちのいる世界は、「此岸(しがん)」と読んでいます。

欲望、迷い、悩み、苦しみ、など、生きているこの世界(此岸)は、煩悩で満ち溢れています。

一方、苦しみのない、本当の幸せ、真実の幸福の世界が 「彼岸(ひがん)」 です。

「彼岸(ひがん)」は、仏様(ほとけさま)の世界です。

私たちのご先祖様も住んでいる、安らぎの境地。

大きな川をはさんで向こう岸(彼岸)に仏の世界があり、私たちはこちらの岸(此岸) にいます。

彼岸は、仏の世界であり、悟りの世界であり、此岸は凡夫の世界であり、迷いの世界です。

迷いの岸 (此岸)から、悟りの彼岸に到る(到彼岸)のが、仏教の目的であり、「彼岸」の意味なのです。

彼岸花の咲くころは、祖先を敬いながら、こころ安らかに生きていこう。

生きてるうちは、いろいろと悩みや苦しみもありますが、たまには 「彼岸」にいる気持ちで、大らかなこころ をもちたいものです。

(「漢方コラム 彼岸花」の文章が好きなので引用させて頂きました。)

こちらはおまけの写真です。

オオケダテです。

最近、大雨にも負けない強い花なのでとても気に入っています。

見ていて励みになるというか。

オオケダテ

<こちらの写真も彼岸花と同じく2015年9月14日撮影です>

オオケダテのように強くなりたいものです。